Twitterに,とっておきの話67「心の矢印」の原稿をアップしました。
人の心に矢印があるとしたら,みなさんはどんな矢印があると思いますか?
今回は2つの心の矢印を紹介します。
1つ目は,相手に向けた矢印。
2つ目は,自分に向けた矢印です。
さらに,この心の矢印には,2つの種類があるそうです。
1つ目は,向けられた人を褒めるプラス矢印。
2つ目は,向けられた人を責めるマイナス矢印です。
どちらの矢印も,人は相手に向けてしまいがちだそうです。
今回のとっておきの話では,次の言葉を合言葉としています。
心の矢印を自分に向けよう
相手にばかりプラス矢印を向けている人は,自己肯定感が下がっていきます。
自分なんていいところはない。あの人に比べたら。。。
そんな気持ちになってしまいます。
相手と自分を比べて落ち込んでいる人は,自分にもプラス矢印を向けてほしいです。
自分で自分を褒める。
自分を認めてあげる。
大事にしたい心の矢印です。
一方,相手にばかりマイナス矢印を向けている人は,他責思考に偏った卑屈な人間になっていきます。
あの人のせいで。~してくれなかったから。
全部他人のせいにしてしまいます。
相手の文句ばかり言って他人を責めている人は,自分にもマイナス矢印を向けてほしいです。
自分で反省をする。
自分には悪いところがなかったのか振り返る。
こちらも大事にしたい心の矢印です。
今自分がどちらに矢印を向けているのか。
プラス矢印とマイナス矢印,どちらなのか。
意識してみると,自分の気持ちを上手にコントロールできるようになります。
あ,今相手にばかりプラス矢印を向けてしまっていた。
自分にも良いところがあるはずだ。
あ,今相手にばかりマイナス矢印を向けてしまっていた。
自分にも悪いところがあったよなぁ。
そんなふうに自分へ心の矢印を向け,自己肯定感を下げず,他責思考を防げる人に成長してほしいものです。
子どもたちに向けて作ったとっておきの話ですが,大人にとっても大事にしたい考え方です。
正直,残念ですが,学校の先生であっても
相手にばかり心の矢印を向けている人がいます。
こうした先生ばかりの学年部は,チームワークが良くありません。
逆に,自分に心の矢印を向けられる先生ばかりの学年部のチームワークはすばらしいです。
今年度の学年部はまさにそうで,それぞれの先生がチームのために自分ができることをしています。
学年部のチームワークが良いと,子どもたちの心も安定するものです。
来年度はどこの学年に所属することになるのかわかりませんが,
どの学年部に所属したとしても,少なくとも自分は心の矢印をコントロールできる人でありたいものです。
自分なんてダメな人間だとつぶやいてばかりのそこのあなた。
相手にばかりプラス矢印を向けていませんか?
自分にもプラス矢印を向けてあげてください。
上司の愚痴を言ってばかりのそこのあなた。
相手にばかりマイナス矢印を向けていませんか?
自分にもマイナス矢印を向けてみましょう。
子どもも大人も,みんなで心の矢印を意識していけたら良いですね。
気になった方はぜひ,実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。