Twitterに,とっておきの話54「もし,~だったら?」の原稿をアップしました。
想像する楽しさを知ってほしい
それがこの話の核となるメッセージです。
想像する時のキーワードは,
もし,~だったら?
です。
大人になると,「もし」という言葉をあまり使わなくなる気がします。
だからこそ,子どものうちに想像する楽しさを知ってほしいのです。
時として想像力は,私たちを未知の世界へ連れて行ってくれます。
原稿には,3つの「もし」が登場していますね。
① もし,天才の脳と自分の脳を取り替えたら?
② もし,目が三つあったら?
③ もし,りんごが○○だったら?
③の「もし」は,あの有名な絵本『りんごかもしれない』を素材にしています。
それは,ヨシタケさんならではの独特な視点が魅力を引き出しているからだと思います。
まだ読んだことのない方は,ぜひこの『りんごかもしれない』から読んでみてください。
想像することの楽しさを再認識できる一冊です。
①の「もし」は,僕の持論を述べているだけですが,話し手が話したいことを話すのも良しだと思います。
なぜかというと,話し手が話したいことを話せばそれだけ聞き手に熱が伝わるからです。
②の「もし」は,なるほど~と思うような知識を織り交ぜています。
こうした豆知識系の話は,子どもが食いつきやすい話題が多いです。
3つの「もし」はそれぞれ少し違う角度から素材を提示していることがわかります。
みなさんが実践される時は,みなさんが話したい「もし」を取り入れてとっておきの話を作っていただければ,その熱が聞き手にきっと伝わるはずです。
学級に1人は,ませている子っていますよね。
想像することをあきらめているというか・・・
正解は1つしかないという態度の子。
そんな子こそ,想像力を働かせて一見ありえないような世界も楽しめる柔らかい頭をもってほしいものです。
ヨシタケシンスケさんは,大人なのにりんご1つでここまで想像力を働かせることができ,本当にすごいです。
学校の先生は,授業や生活で正解を教えることが仕事の1つです。
しかし,世の中の正解は1つだけではないことを教えるのも仕事の1つです。
先生こそ想像力を働かせることをあきらめてはいけません。
むしろ,想像を楽しむ先生でありたいものです。
想像力のある先生ほど,子どもの気持ちを細かく想像できるものです。
子ども理解は,教師の想像力に支えられています。
明日から個別懇談会のこの時期に,想像力の大切さを再認識できる話を深掘りでき,自分にとっても改めて学んだ機会となりました。
気になった方はぜひ,実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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