Twitterに、とっておきの話496「最大のアトラクションは、」の原稿をアップしました。
約1ヵ月ぶりの投稿になりました。みなさんお久しぶりです。
さて、今回はディズニーの言葉とエピソード素材を取り扱ってみました。
最近は40周年を迎えたそうです。おめでとうございます!
ディズニーの世界には様々な感動エピソードがありますが、ただ感動エピソードだけを紹介するのは味気なく、「いい話だった~」で終わってしまいます。
そこからどんな学びがあるのかを見出せるとっておきの話を創りたいですよね。
そこで、エピソード素材だけでなく、学びのキーワードとなるような言葉が組み合わさると「学びのある話」に進化させることができます。
それでは原稿を読んでみましょう⇩
【(ディズニーのアトラクションの写真をいくつか提示)
みなさんは、ディズニーの最大のアトラクションは、
何だと思いますか?(何人か指名)なるほど、どれも
魅力的なアトラクションですね。ディズニーを生み出
したウォルトディズニーは、こんな言葉を残したそうです。
(最大のアトラクションは、キャスト。 と板書)
キャストとは、ディズニーで働く人たちのことを意味します。人が最大のアトラクションってどういうことなのでしょう?
今日は数あるキャストさんのエピソードの中から、1つだけ紹介します。(以下を読み聞かせ)
ある日、子供を亡くした夫婦がディズニーランドに訪れました。その子は亡くなる直前までミッキーのぬいぐるみを抱いていたほどディズニーが大好きでした。毎年誕生日になると、必ずディズニーランドでお祝いしていたそうです。子供を亡くした悲しみにくれていた夫婦は、毎年の約束を守ろうとディズニーランドに訪れたのでした。事情を知ったキャストさんは、混んでいるにも関わらず、2人分の席ではなく4人分のテーブル席に夫婦を座らせてくれました。そして頼んでもいないのに亡くなった子どもの分まで料理が運ばれてきてサービスだと言います。急に店内が暗くなり、運ばれてきたのは亡くなった子どものためにキャストさんのサプライズで用意されたバースデーケーキでした。周りのキャストさんやお客さんみんなで「おめでとう」の声が挙がり、拍手が起きたそうです。その時です。夫婦の間で嬉しそうにはしゃいでいる亡くなった子の姿が見えたそうです。その子は夫婦に微笑みながら「パパとママ、ありがとう」と言っているようでした。夫婦はディズニーランドで起きた奇跡を胸に、2人手を握りしめました。
(読み聞かせ後、たっぷりと間を空ける)
(心動かす場所は、そこにいる人でつくる。 と提示)
世の中には心動かされる場所が多くあります。それらの場所は、そこにいる人でつくられているのです。ディズニーランドが心動かされる理由は、ディズニーランドで働く人がお客さんの心を動かすようなおもてなしをしているからです。
みなさんの教室も、みなさんで心動かす場所へとつくり上げていきませんか?心動かす場所になるかどうかは、この教室にいる人、つまり、あなたたち次第なのです。】
いかがでしたか。
心動かす場所は、そこにいる人でつくる。
という言葉は、僕が短い言葉かつ子どもに刺さる言葉を考えて創ったキーワードです。
「キャスト」の意味理解が追い付いていない子も、カタカナを排除して改めてキーワード化することによって救えます。
読み聞かせをした後、すぐに次の話をしてはいけません。
余韻ってすごく大事だと思うのです。
だからこそ、読み聞かせ直後はたっぷりと間を空けて、余韻を生み出すようにしています。
生み出された余韻の間に、子どもたちは様々な感情と向き合ったり、思考を深めたりできるからです。
最後は自分事として、この教室もあなたたち次第でディズニーランドのように心動かす場所になれるという前向きなメッセージを贈っています。
とっておきの話は必ず自分事に落として終えるのが特徴です。
それにしても最近、ディズニーランド行けてないなぁ。
もう少し子どもが大きくなったら、家族で行きたいものです。
気になった方はぜひ、実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々、ありがとうございました。
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