Twitterに、とっておきの話281「その時、あなたの手はどうしていますか?」の原稿をアップしました。
とっておきの話281「その時、あなたの手はどうしていますか?」の原稿
「きき手」山猿(LG Monkees)
この歌を素材にしたとっておきの話です。
初めて聴いた時から歌詞が印象に残りました。
特に印象に残ったのが、
手にある5本の指それぞれには意味がある
ということです。
それを歌詞として短くまとめているところがステキでした。
こんな歌詞です↓
親指は誰かを褒める時に
人差し指は未来を照らし
中指は誰かに指すものじゃない
薬指はあなたの為に
小指が教えてくれた魔法は 仲直りする時に
とっておきの話として話す際は、「見せる力」も意識します。
原稿には、(教師がやってみせる)という動作が何度も出てきます。
ただ話すよりも何倍も聞き手に印象付けることができます。
【親指はグッドのポーズ(教師がやってみせる)で誰かを褒める時に使います。
人差し指は確かに未来を照らしているようです(教師がやってみせる)。
中指はこのポーズ(教師がやってみせる)、絶対誰かに指すものじゃありません。
薬指の「あなた」というのは結婚する人のことを言います。結婚指輪は薬指にはめますからね。
さて、小指が教えてくれる魔法とは何でしょう?
このポーズですよ(教師がやってみせる)。
□に入る言葉は何でしょう?
正解は、(仲直りする と板書)です。
指切りのポーズですよね。】
この「ポーズ」の視覚的効果は大きいものです。
実際に聞き手も自分でやってみることで、話の内容がより深く理解できます。
みんなでやってみることで、考え方や気持ちも共有できます。
「やってみる」を促す「ポーズ」、ステキな素材ですね。
さらにこの歌は、こんな歌詞もあります。
【生きてればそりゃ1つや2つ 見たくもない他人の痛みを知る
その時にもしもその時に あなたの手はどうしていますか?】
「あなたの手はどうしていますか?」というフレーズはそのまま聞き手への問いかけの言葉になると思いました。
とっておきの話では、次のように締めくくっています↓
【時にはあなたの周りで、誰かが苦しんでいる姿を見るかもしれません。
それは激しいけんかかもしれない、もめごとかもしれない、いじめかもしれない…その時、あなたは迷わず助けることができますか?(少し間をおく)
この歌は、こんなふうに言っています。
優しさを振りまく事はダサい事じゃないよね?知らない振りする奴らよりも100倍はかっこよくてイカしてるって僕はそう思うんだ
知らない振りする奴らでなく、100倍かっこよくてイカしてる人になってくださいね。】