2021年10月19日火曜日

とっておきの話272「宝物の1円玉」の裏話

Twitterに、とっておきの話272「宝物の1円玉」の原稿をアップしました。

とっておきの話272「宝物の1円玉」の原稿



今回のとっておきの話も、贈り物シリーズの話でも触れたように、

物には想いが込められている

ことに気付かされるエピソードです。


出てくる物は・・・


1円玉

です。



1円では何も買えないので嬉しくもないという人もいると思います。

しかし、朝日新聞に「1円玉をもらってすごく感動したおばあちゃんの話」が載っていました。

どんな話だと思いますか?



 ある日、72歳のそのおばあちゃんは、おじいちゃんと一緒にスーパーへ買い物に行きました。

その時、レジでお金を落としてしまったおじいちゃん。

おばあちゃんは慌てて拾って買い物を済ませました。それから数日経ったある日、元気のいいレジ係の女の人がおばあちゃんに

「紙に包んだ1円玉」

を渡したのです。


「先日落としたお金です。レジの下に落ちていました!」と言っておばあちゃんに届けてあげました。

1円玉をわざわざ紙に包んで渡してあげるところが素敵ですよね。


さらにその紙は、ただの紙じゃなかったんです。

紙をよく見ると、こんなメモが書いてあったのです。


5月24日(水) いつも来るお客様の1円です!次に来た時に渡すのでおいてて(保管)下さい(落としていった)!(リサ)


 このリサさんというレジ係の女の人は、いつも笑顔でお客さんに声をかけてくれるそうで、おばあちゃんも元気をもらえて毎日の買い物を楽しんでいました。

 今回のことで、リサさんの温かい気持ちにさらに感動したおばあちゃん。

 もちろん、その後その1円玉は紙に包まれたまま使われず、おばあちゃんの宝物となりました。


 お金の価値はたった1円でも、そこにどんな思いがこもっているかで物の見え方は変わります。

 みなさんが何気なく目にしている物にも、リサさんのような温かい気持ちがこめられてそこにあるのかもしれませんね。




 今回も温かいエピソード素材だと思います。

 脱線してしまうかもしれませんが、ここに書いて残しておきたいのが

スーパーマーケットの店員さんのお気遣い

に感動することってありますよね。




スーパーマーケットと言えば、買い物をするために毎日のように利用する場所です。

自分の暮らしに根付いた場所なのです。

そんな場所で働く店員さんは、他人ではあるけどもよく顔を合わせる人ですよね。

その人がふとお客さんを気遣って親切にしてくれたら、そのお客さんは感動します。

私自身、スーパーマーケットの店員さんにしてもらった親切に助けられた経験がいくつもあります。

こうした身のまわりの暮らしに根差した場所で働く人の親切に目を向けてみると、思わぬ温かいエピソード素材に出合えることがあります。



気になった方はぜひ実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

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