2023年1月16日月曜日

とっておきの話464~471話の製作裏話

 とっておきの話464~471話を作成しました。

今後Twitter上に随時更新されていきます。

その中身は十二支創作小話シリーズの残り全てです。


 十二支創作小話シリーズへの挑戦。



 これはなかなか刺激的な小話づくりとなりました。

創り終えた時は感動しましたね。12話分創ったのですから。

おかげで十二支それぞれの由来や動物の印象を知ることができ、僕自身学びになりました。


どんなことにも必ず意味がある。

そこには必ず面白いことがある。

これは真理ですね。


十二支は、元々は動物ではなく、植物でした。

そこから分かりやすく覚えられるよう、動物が当てはめられたそうです。

でもだからこそ、こうして小話にできるような視点やエピソードもあるのです。


これで年末年始の時期には、その年が何年だろうと小話を披露することができますね。

もう少し細かく見ると、本当は十支と十二支の関連性もあるため、そこを踏まえると毎年違う小話が創れるんですよね。

10と12の公倍数は60。つまり還暦はここから来ているのです。

でも、今回は十二支全ての小話を創れたということで良しとしました。


さて、このブログ記事は製作裏話ですから、どのように十二支の小話を創っていったのかを綴っておきますね。


まず、フォーマットを決めました。

基本的に次のような流れです。


(1)昨年の十二支の由来に触れ、1年を振り返る。

(2)今年の十二支の由来に触れる。

(3)今年意識してほしいことをもとにメッセージを贈る。


こうすることで、前に創った話が次の十二支の話の冒頭に生かすことができます。

フォーマットが同じだと創りやすくなるのです。


次に、十二支の由来について複数のネットページから調べました。

ネットで調べる時は、複数のページを必ずあたるようにしています。

1つのページだけでは情報としての信憑性に欠けるからです。

どのページでも言われていることは信憑性が高くなります。

本来ならば、これに加えて本を読みたいところです。


情報をどのように精査し、活用するのかも、とっておきの話づくりにおいては大切な視点です。

まさに情報活用能力ですね。


そして、調べたことからキーワードを抜き出していきます。

ふやす、勇気、未来、冒険、突き進む 等

なるべく聞いた人がポジティブになれるようなキーワードを抜き出します。


ここで、抜き出したキーワードを精査し、整理する段階に入ります。

どのようにキーワード同士をつなげたら話の流れとして自然になるかを考えます。


一度できた文章を何度も読み返します。声に出して読むこともします。

反芻を繰り返し、細かい言葉遣いを整えていきます。


あとは配置すべきところにイラストなどの画像を配置し、原稿の出来上がりです。



気になった方はぜひ、実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々、ありがとうございました。

2023年1月9日月曜日

とっておきの話460~463の製作裏話(最後まで読むとなぜ4話分まとめたのか理由が分かります)

 Twitterに、とっておきの話460~463話がアップされたところ(またはされる予定)です。今回は4話分まとめての製作裏話について綴っていきます。なぜまとめたのか、最後まで読むと理由が分かります。ぜひ最後まで読んでくださいね。



とっておきの話460「いつも通る所を忘れないで」

 この話は、Twitterのまさやんさんのツイートを素材元にしました。

https://twitter.com/succhang55/status/1611269110813581312?s=20&t=_u_CoGs6vjiPDL4GUIKL6Q



まさやんさんの描かれた足あとの絵がステキで、言葉も考えさせられる部分があったので小話になると確信しました。矢印と〇は後から僕が付け加えています。

 まさやんさんに許可を取った上で作成しています。ご本人と僕の解釈は異なるかもしれません。でもそれもとっておきの話づくりの魅力の1つだと受け取っていただければ幸いです。ビーフシチューのつもりで作った料理がご飯にかけられてハヤシライスとして食べられてしまってもいいと思うんです。(何の話をしているのでしょうか?自分でも分かりませんのでスルーしてください。笑)


 人は様々な場所へ足あとを付けていく生き物だと思うんですよね。

まさやんさんの絵のように、本当にそこら中足あとだらけになっているでしょう。

でも、よく観察してみると「いつも通る所」があることにふと気づく。

この場所こそ、自分が最も大切にしている核の部分に触れるのでしょうね。

小話の中には、新しい挑戦はもちろんいいけど、いつでも戻ってこれる場所があるということを忘れないでというメッセージ性を込めました。


どちらも大事なのだと思います。

今いる場所ではない場所へ足を運ぶことも大事。

今いる場所へまた戻ってくることも大事。

どちらも大事にできる人こそ、しっかりと自分なりの足あとを残せる人になれるのではないでしょうか。

そんなことを、この話を創りながら考えさせられました。

まさやんさん、素材提供ありがとうございました。



とっておきの話461「大吉よりも大切にしたい吉」

 この話は、TwitterのMihoさんのツイートを素材元にしました。

https://twitter.com/sanpo58/status/1611805527201427461?s=20&t=_u_CoGs6vjiPDL4GUIKL6Q



ちょうどお正月の時期にこのツイートを見てほっこりしました。この発想、面白いですよね。本人から素材として活用する許可を頂きました。


 お正月と言えばおみくじを誰しも引くと思います。でも、ただの大吉だけで喜んでいるようではもったいない。そうだ、自分なりにオリジナルの○○吉を創ってしまおう!そんな発想が垣間見えます。これは、子どもたちと一緒にやると尚面白そうだと思いました。


○○吉の○○の中に何を入れるかで、その子の個性が光りそうです。

既にMihoさんはご自身で何パターンもの○○吉を創造されています。

子どもたちの中にも、いくつも創ってみたい!という子も現れることでしょう。

想像するだけで楽しいですよね。


この話の最後の締めくくりとしては、「大吉よりも大切にしたい吉」があるのだということにメッセージ性の重きを置きました。


この話を創りながら考えたことは、世間の決めた枠組みなんて外してしまえばもっと良いものが見えてくるということです。

小吉だろうと中吉だろうと大吉だろうと、それは全て世間が勝手に決めたもの。

自分なりの吉をもち、自分なりに大切にしていけば、どんな年だってステキな1年になれるはずです。

勝手に吉を創っても神様からの罰は当たりません。

むしろ、自分の生きる1年は自分が決める!という気概が感じられて良いではないですか。

Mihoさん、素材提供ありがとうございました。



とっておきの話462「こころのおんど」

 この話は、Twitterのネコ先生のツイートを素材元にしました。

https://twitter.com/nekosensei0519/status/1610628399126679552?s=20&t=_u_CoGs6vjiPDL4GUIKL6Q



ネコ先生と言えば温かい絵による漫画風ツイートで有名なお方。今回の素材もさすがとしか言いようがありません。

縁があってネコ先生とは親しくさせていただいているので、素材として活用することにも即答でOKを頂きました。


ネコ先生の絵は、その絵1つだけで十分に強いメッセージ性を発する魅力的な素材です。

それが何コマも描かれている訳ですからものすごい魅力の集合体な訳です。


だからこそ、小話づくりをする上で難しい面もあります。


まず、どの絵を小話において提示するのか、厳選しなければなりません。本当はどの絵も使いたいのです。でもそれだと、5分ほどで話すことができません。小話ではなくなってしまうのです。だからこそ、この絵は絶対に見せて話したいというものだけを選ぶことにしました。これでもまだ多い方ですね。個人的にはもっと厳選したいのが本音です。


次に、僕の語りがむしろ蛇足になっていないかということです。ネコ先生の漫画は、それを読むだけでもう既に心にジーンと来るものがあります。同じように感じることのできる子も大勢いるでしょう。だからこそ、僕の語りがそれを邪魔しないように、漫画を見ただけでは理解できない子にも伝わるよう言葉を紡いでいかなければなりません。ここに苦労しました。


ある意味では僕にとって挑戦的な小話づくりとなったと思います。

ネコ先生のおかげで鍛えられました。ありがとうございました。



とっておきの話463「遠くに行きたければ」

 この話は、YouTubeの動画を何気なく観ていたら、カジサックさんのチャンネルの動画内でアフリカの諺の話が出てきたんですね。ちなみに取り上げて紹介したのは梶原さんではなく西野さんの方です。



 前から知っていた諺だったのですが、改めて自分なりに調べ直してみると「これは小話にできそうだな」と直感したので創ってみました

 挑戦する、努力する等の言葉を「行く」という言葉に置き換えて考えると意味が分かりやすくなると思い、創る過程において意識しました。


 一人で早々と言ってしまう人っていますよね?

 僕もそういう悪い癖があるので気を付けなければと思うんですよね。だって一人で行った方が絶対に早くそこへ辿り着きますから。でも、アフリカの諺は教えてくれます。

遠くへ行きたいのなら、一人で行くな!みんなで行け!と。

まさにその通りだなと思います。

ゆっくりでいいから、みんなで少しずつ進む。そうすれば、自分一人では行けなかった遠くへまで行くことができる。

つくづく人間は社会的な生物だなと思わされます。

小話の最後には、「遠くへ行く」を表現したくて「彼方を指差す」という演出を取り入れてみました。何気ない演出ですが聴く人を惹きつける工夫の1つです。



以上4話の小話製作裏話をまとめて綴ってみました。

こんなことをしたのは初めてです。


では、そろそろ答え合わせを…




ある日の休日、私は妻の車に新規購入したドライブレコーダーやカーナビを付けてもらうために、オートバックスへ行きました。

僕が甘かったのですが、取り付け工事の時間は30分ぐらいで終わるだろうと高を括っていました。

実際はなんと…3時間かかりました!!!

そこで思わぬ待ち時間に見舞われたのです。結局私は、店内のソファで3時間も待たされたのです。


でも、これはある意味ではチャンスだと思いました。

自分が今持ち合わせているものは、お茶の入った水筒とスマホ1台、財布のみ。

そんな中、どうやってこの3時間を有意義な時間として過ごそうか。


そこで思い付いたのが、スマホ1台でとっておきの話づくりに勤しんでみようというアイデアでした。

今までのとっておきの話づくりは全て、パソコンと向き合って創ってきました。

しかし、スマホでもできるはずだと考え、やってみたのですね。


すると、案外小話の文章が浮かんでくるではありませんか。

元々素材となるものはスマホから全て入手できるので、全く支障がありませんでした。

待ち時間を生かし、僕は4話分の小話を創ることができました。

それが今回紹介している小話なのです。

という訳で、この子たちは同じタイミングで創作された小話の同期メンバーという訳です。

同期メンバーでまとめて1つのブログ記事にさせていただいた次第です。


それにしても、固定観念や思考バイアスというのは恐ろしいですね。

とっておきの話づくりはパソコンでやるものだという思い込みをしていた自分を反省しました。

店内のソファは意外と快適で、たまにテレビをチラ見しながら、トイレも近くにあり、水筒のお茶を飲んで水分補給もでき、kindleで読書もできて有意義な3時間を過ごすことができました。

人は考え方次第でいくらでも時間の質を高めることができると身をもって学びました。



気になった方はぜひ、今回の小話たちを活用してみてください。

ここまで読んでいただいた方々、ありがとうございました。

2023年1月6日金曜日

とっておきの話459「行動して駆け抜ける午年に」の裏話

 Twitterに、とっておきの話459「行動して駆け抜ける午年に」の原稿をアップしました。

とっておきの話459「行動して駆け抜ける午年に」の原稿


十二支創作小話シリーズ第4弾です!

今回は午年!!!

なんと次の午年は丙午らしいですが、あれは迷信のようです。

出生率にまた影響が出るのでしょうか…


ちなみに僕は午年です。

年男になる訳です。


そこで、午年や馬の性格について調べてみたのですが、自分にも当てはまる性格があって思わず笑ってしまいました。

「中途半端が嫌い」という部分ですね。これはまさしくその通り!


今回は前回の小話よりもボリューム抑え目に創りました。


それでは原稿を読んでみましょう⇩


あけましておめでとうございます!


(2025年 と板書)(12年後の2037年末にまたこの話ができます)

 昨年は何年でしたか?(指名)はい、巳年でしたね。

 蛇は「神様の使い」としてのエピソードやからみつくその姿から、恩返しや粘り強く努力できる動物であると言われています。また、巳年の巳という漢字には、悪い出来事が止まり、新しいことが始まるという意味もあります。

 みなさんも昨年は何か自分にとって新しいことが始まる年になったでしょうか?

ちょっと目をつむって思い出してみてください。(思い出す時間を取ってから次の話題へ移る)



(2026年 と板書)(12年後の2038年始にまたこの話ができます)

 今年は何年ですか?(指名)はい、午年ですね。

(馬の画像を提示し、“午年”と板書)



 みなさん、時刻を読む時に「午前」や「午後」という言葉を使いますよね。

この午前や午後の午という漢字、実は午年から来ているのですよ。

元々十二支は昔で言う時刻を表していて、1日を2時間ずつに分けると午年

にあたる「午の刻」はちょうど昼の12時ごろになります。1日を半分に分ける時間帯なので、その前が「午前」その後が「午後」と言われるようになったのです。



(馬→行動力、やり切る と板書)

馬はその颯爽と走る姿から、行動力があると言われています。また、中途半端が嫌いで最後までやり切ることのできる勤勉な動物だとも言われます。

(行動して駆け抜ける年に と板書)



 今年はぜひ自分の想いや目標にしていることを行動に移し、最後までやり切って駆け抜ける年にしてください。1年間がんばった先には、思わぬ景色が待っているかもしれません。


いかがでしたか?


馬が走る姿から、行動力や勤勉な動物というイメージは容易にできそうですよね。

今回は素材としてメッセージを分かりやすく伝えられる動物だと思いました。


一方で、午前や午後の由来がまさか「午の刻」の前なのか後なのかで決められていたとは知りませんでした。

普段何気なく使っている言葉にも必ず由来があるんですよね。

それは時として思わぬ結びつきを私たちに提示してくれます。


元々もっていたイメージが強化されるのも楽しい。

もっていなかった新しいイメージを得られるのも楽しい。


とっておきの話づくりにおいて、「調べる」という行為は探す力を鍛える上でとても重要視している行為です。

みなさんもご自身の興味関心に応じて、ぜひその場ですぐに調べることを習慣づけてみてください。

思わぬ素材が得られ、小話を創ることができますよ。



気になった方はぜひ、実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々、ありがとうございました。

2023年1月5日木曜日

とっておきの話458「努力が実を結び、新しいことが始まる巳年に」の裏話

 Twitterに、とっておきの話458「努力が実を結び、新しいことが始まる巳年に」の原稿をアップしました。

とっておきの話458「努力が実を結び、新しいことが始まる巳年に」の原稿



十二支創作小話シリーズ第3弾です!

巳年を調べているうちに衝撃だったのが前回は2013年という…

あっという間に時は過ぎていく恐ろしさ。

つい最近まで2010年代なんて新しい年のような感覚だったのですが…


さて、蛇というと僕の感覚ではあまり良い印象はありませんでした。

なんだか絡みつくイメージがありまして。

調べてみると、執念深いという性格が蛇にはあるそうです。

しかし、さらに調べていくと、蛇の別の側面や巳年の由来が面白かったです。


それでは原稿を読んでみましょう⇩


あけましておめでとうございます!


(2024年 と板書)(12年後の2036年末にまたこの話ができます)

 昨年は何年でしたか?(指名)はい、辰年でしたね。

 竜は十二支の中で唯一見えない動物であり、強いエネルギーを持っている動物です。

 みなさんも昨年は見えないものを信じ、エネルギー溢れる1年が送れたでしょうか?

ちょっと目をつむって思い出してみてください。(思い出す時間を取ってから次の話題へ移る)



(2025年 と板書)(12年後の2037年始にまたこの話ができます)

 今年は何年ですか?(指名)はい、巳年ですね。

(蛇の画像を提示)



 巳とは蛇のことです。蛇は執念深い性格がある反面、恩返しを忘れない動物

だと言われています。日本には神様の使いとして扱われたエピソードも多く残

っています。そして、蛇は脱皮を繰り返すことから「復活と再生」の生き物だ

と言われています。



(巳 包 と大きく板書)

この2つ、似ていませんか?(指名)巳年の巳のもともとの字は、頭と体ができかけた赤ちゃんを描いたもので、植物で言うと種ができはじめる時期と考えられています。また、巳には「止む」という意味があります。そこから巳年は、今までの悪い出来事が止まり、新しいことが始まる年になると言われます。

(新しいことが始まる年 と板書)

また、巳は植物の実と同じ読み方なので、努力が実を結ぶ年とも言われます。先ほど蛇は執念深いと言いましたが、努力家という意味もあります。

(恩返しや努力→実を結び、新しく始まる と板書)



 今年はぜひ恩返しや努力を忘れずに、悪い出来事を止め、新しいことが始まる年にしてください。時にはへびのように、しがみついて粘り強くがんばることも大切です。


いかがでしたか?


努力家

恩返しする生き物

悪い出来事が止まる

新しいことが始まる

赤ちゃんを描いたもの


みなさんにとっても意外なものとの結びつきがたくさん出てきたと思います。


僕は調べながら思いました。

やっぱり十二支全ての由来を調べる価値はある!と。


マイナスなイメージを勝手に思い込んでいた自分を反省しました。

どんな動物にもポジティブなメッセージがありそうですね。


これからもこの挑戦を楽しみます。

あと残り9匹分!



気になった方はぜひ、実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々、ありがとうございました。

2023年1月4日水曜日

とっておきの話457「見えないものを信じ、エネルギー溢れる辰年に」の裏話

 Twitterに、とっておきの話457「見えないものを信じ、エネルギー溢れる辰年に」の原稿をアップしました。



十二支小話創作シリーズ第2弾です!

来年の年末年始に使える!今回は辰年についての小話です。


辰年と言えば竜ですよね。

本題とは逸れるかもしれませんが、僕は中学生の頃、竜が大好きでした。

当時、遊戯王デュエルモンスターズというカードゲームにハマっていました。

その中にブルーアイズホワイトドラゴンというカードがあり、それがお気に入りでした。



竜は少年の心をくすぐる魅力があると思うんですよね。

もうかっこよすぎる。

そんな竜ですが、ただ見た目がカッコいいだけではないと調べてみて分かりました。

新たに発見した竜の魅力をみなさんにお伝えしたいです。


それでは原稿を読んでみましょう⇩


あけましておめでとうございます!


(2023年 と板書)(12年後の2035年末にまたこの話ができます)

 昨年は何年でしたか?(指名)はい、卯年でしたね。

 ウサギはその跳ぶ姿から大きく飛躍する動物であり、十二支の中でも文殊菩薩という知恵や才能の仏様が守っている動物です。

 みなさんも昨年は飛躍して成長したり、知恵や才能がの伸びたりした人もいるでしょう。

ちょっと目をつむって思い出してみてください。(思い出す時間を取ってから次の話題へ移る)



(2024年 と板書)(12年後の2036年始にまたこの話ができます)

 今年は何年ですか?(指名)はい、辰年ですね。

(竜の画像を提示)



 辰とは竜のことです。竜は十二支の中で唯一の架空の動物です。

国によってはワニ年やクジラ年としている国もあるそうです。でも、日本は

あえて見えない架空の動物、竜を辰年にしています。

(竜=見えない と板書)

また、竜は十二支の中で最も強いエネルギーをもった動物とされています。

(竜=見えない 強いエネルギー と板書)

そのことから、辰年の人は強い信念があり、目標を達成する力で溢れていると言われます。




 竜のように見えないものというのは世の中にたくさんあります。

あなたの心も、信念も、夢も、目標も全部見えないものです。でも、その見えないものを信じ、自分がもっている強いエネルギーを注げる人こそ、大きく成長し、大きなものを成し遂げる人生が待っているのだと思います。

辰年の今年こそ、エネルギーを注ぎたい目標はありますか?


いかがでしたか?


十二支唯一の架空の動物だということは「言われてみれば!」とまさに目から鱗が落ちる体験をしました。

また、エネルギーの強さが当時の自分の少年の心をくすぐっていたのだなぁとも腑に落ちました。


見えないもの

エネルギー


この2つをキーワードに、前向きなメッセージを贈りたいと思いました。

辰年の子かどうかは関係なく、今年が辰年だからこそみんなで意識していこうというメッセージです。


ちなみに竜はさらに調べてみると、日本の神社仏閣の歴史や神話とも関係が深いです。

また別の小話にて、竜をテーマにした小話を創ってみても面白そうだなぁと思いました。



気になった方はぜひ、実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々、ありがとうございました。

2023年1月3日火曜日

とっておきの話456「飛躍・増える・知恵の卯年に」の裏話

 Twitterに、とっておきの話456「飛躍・増える・知恵の卯年に」の原稿をアップしました。

とっておきの話456「飛躍・増える・知恵の卯年に」の原稿


冬休み前の全校朝会、校長先生が十二支の話をされました。

2022年は寅年、2023年は卯年です。

どちらの動物の話にもつなげてお話されていました。


そう言えば、十二支をテーマにしたとっておきの話は創ったことがなかったなぁと思いました。

そこで思い付いてしまったのです…

12匹の干支について全部調べよう!と。


自分で思い付いてしまったからには、12話分のとっておきの話づくりをやり切らないと気が済まないのが僕の性分。

その第一歩として、まずは今年2023年の年明けに話せるとっておきの話づくりの結果が今回の話です。


それでは原稿を読んでみましょう⇩


あけましておめでとうございます!


(2022年 と板書)(12年後の2034年末にまたこの話ができます)

 昨年は何年でしたか?(指名)はい、寅年でしたね。

 とらは獲物を狩る時、じっと我慢強く待つ動物と言われています。

中にはずっと獲物を狩れずに食べられない日が続くとらもいます。

それでも、チャンスが来るまでじっと待つ我慢強さや挑戦心をもっています。

みなさんも昨年は我慢したことや挑戦したことがあったと思います。ちょっと目をつむって思い出してみてください。(思い出す時間を取ってから次の話題へ移る)


(2023年 と板書)(12年後の2035年始にまたこの話ができます)

 今年は何年ですか?(指名)はい、卯年ですね。



 ウサギはどうやって跳びますか?(子どもたちと一緒にやってみせる)

こうしたウサギ跳びの姿から、飛躍する年になると言われています。我慢

していたことが報われるかもしれません。

(飛躍=大きく成長できる と板書)

飛躍とは、大きく発展して活躍することや急速に進歩や向上することを意味します。つまり、みなさんにとって大きく成長できる年になるのです。

 もともと十二支は植物でした。卯年にはこんな字が当てはめられていました。

(茂=増える と板書)

今年は何か挑戦したいことを新しく増やしてみてはいかがでしょうか?



 十二支には、それぞれの動物を守る仏様がそれぞれいます。ウサギを守る仏様はこの人です。 

(文殊菩薩 の写真を提示)



「三人寄れば文殊の知恵」という言葉で有名な「文殊菩薩」です。

この仏様は、知恵や才能の仏様と言われています。

今年はそれぞれ挑戦したいことを増やし、知恵を付け、才能を伸ばし、

大きく成長できる年にしてください。文殊菩薩が見守っています。

みなさんにとってステキな1年となることを願っています。


いかがでしたか?


調べてみたら出てくる出てくる興味深い言い伝えや由来、意味。

こうしたところがとっておきの話づくりの面白いところですよね。

ここに魅力を感じると、苦ではなくなります。


ちょっと盛沢山な小話になってしまったかなと思ったので、実際に小話として実践する際は子どもたちの実態に合わせて話す量を調整したいですね。


この調子で次は、卯年➡辰年のとっておきの話づくりに勤しみたいと思います。

挑戦は始まったばかり。



良かったら冬休み明けに実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々、ありがとうございました。

とっておきの話524「Win WinとLose Lose」の裏話

  Xに、とっておきの話524「Win WinとLose Lose」の原稿をアップしました。 とっておきの話524「Win WinとLose Lose」の原稿 三方良し という言葉が個人的には好きなのですが、今の時代は「ウィンウィン(Win Win)」という言葉の方が聞き馴染みが...