2021年10月23日土曜日

とっておきの話275「貧しい人にならないための少欲知足」の裏話

 Twitterに、とっておきの話275「貧しい人にならないための少欲知足」の原稿をアップしました。

とっておきの話275「貧しい人にならないための少欲知足」の原稿


貧しい人


みなさんは、「貧しい人」と聞いて、どんな人を思い浮かべますか?


きっとお金がなくて苦しい人たちを思い浮かべた人が多いと思います。

しかし、こんなことを言った人がいます。


私が思う「貧しい人」とは、限りない欲を持ち、いくらあっても満足しない人のことだ。

   

これは、世界一貧しい大統領と呼ばれたウルグアイのホセ・ムヒカさんの言葉です。





人間とは「あれがほしい」と思って満たされても「今度はあれがほしい」と次から次へと欲がわいてくる生き物です。

そうやっていくらやっても満たされない人は「貧しい人」だと言うんですね。



ではどうしたら、次から次へとわいてくる欲をおさえることができるのでしょう?


みなさんは、こんな四字熟語があるのを知っていますか?


少欲知足


「しょうよくちそく」と読みます。

「少欲」は「欲は少なく」という意味です。

「知足」は「足るを知る」もっと簡単に言うと「足りているということを知る」という意味です。


「あれが足りないから欲しい」と思った時、「本当に足りないの?意外と無くてもいいのかも」と聞いてみたり「本当に欲しいの?その欲は多すぎない?欲は少なくて大丈夫」と言い聞かせてみたりしてみませんか?

そうすると、今の自分はなんて満ち足りているんだって気持ちいい気分になりますよ。



今回のとっておきの話は、貧しい人というイメージを変えてくれる話でしたね。

ムヒカさんの言葉に出合ったことで、いつの間にか「貧しい人」に対する固定観念が生まれていることに気付かされました。


このように、新しい視点や価値観を教えてくれる素材はとっておきの話になりやすいと言えます。

話し手にとって「新しい」「斬新」「ハッとさせられる」と思った素材は、きっと聞き手も同じような感動と共に受け取ってもらいやすいです。


ムヒカさんの言葉だけでは、とっておきの話として弱いと当時の自分は感じたのでしょうね。

「少欲知足」という四字熟語も素材として組み合わせていますね。

まさかこの四字熟語とムヒカさんの言葉が組み合わさるとは思ってもみませんでしたが、組み合わせてみると面白いとっておきの話になったように感じます。


お金はともかく、心が貧しい人にはなりたくないですよね。

心豊かに生きたいです。



気になった方はぜひ実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。


0 件のコメント:

コメントを投稿

とっておきの話524「Win WinとLose Lose」の裏話

  Xに、とっておきの話524「Win WinとLose Lose」の原稿をアップしました。 とっておきの話524「Win WinとLose Lose」の原稿 三方良し という言葉が個人的には好きなのですが、今の時代は「ウィンウィン(Win Win)」という言葉の方が聞き馴染みが...