Twitterに、とっておきの話263「気を遣って疲れるのはいいこと?」の原稿をアップしました。
とっておきの話263「気を遣って疲れるのはいいこと?」の原稿
今回のとっておきの話のテーマは
気疲れ
です。
この言葉の印象はきっと、マイナスなイメージを抱く方が多いと思います。
人に気を遣いすぎて疲れてしまう。これが気疲れですよね。
一方、気疲れを肯定的に捉えた人がいます。
ある日、何気なくテレビを観ていたら、こんな言葉が飛び込んできました。
人に気を遣って疲れることは、いいことなんだよ。
どこまでも誠実に気を遣いなさい。
これは、元歌手の高田みづえさんという人が、歌手のNOBUさんに送った言葉です。
当時、NOBUさんは歌手デビューをしたのに売れず、契約していたレコード会社から見放されてしまっていました。
それまで気疲れしたことはなく、自分のこだわりだけを大切にしていたNOBUさんに、高田さんはこの言葉を送りました。
それからNOBUさんは、自分の歌を聞いてくれるファン一人一人と向き合い、気を遣っていきました。
そして、二度目の歌手デビューを果たしました。
今回の話の山場は、
気疲れがない人は気付かれない
という印象的なフレーズです。
見事な変換ですよね。
テレビを観ながら感動していました。
この感動を聞き手とも共有するために、この後の話し方に少し演出を加えています。
【みなさんは、気疲れしたことはありますか?
気疲れしたことのない人は…(気疲れの右に ない と板書)
気疲れない人です。漢字を変えてみると、(気付かれない と板書)気付かれない人です。】
このように、問いかけながら少しずつキーフレーズを板書することで、聞き手に伝わりやすくなります。
最後に、次のように呼びかけて終わります。
【人に気を遣うのは確かに疲れます。
でも、全く気を遣わない人は、どれだけがんばっても人に気付かれない人になってしまいます。
どうせなら、気疲れしても自分のがんばりを周りの人に気付いてもらえる人になりたいですよね。】
気を遣って疲れるのは悪いことではなく、いいこと。
気疲れするぐらい気を遣える人は、気付かれる人になる。
なるほどなぁと思いました。
一方、そこで止まらず、
気疲れしないぐらい自然体で気を遣える人になる
という次の段階もあるでしょう。
これはフォロワーの方からご指摘いただいて本当にその通りだと思いました。
本人は気を遣っていることすら気付いていない。
そこまで自然体で気を遣える人は、気疲れを超えたレベルに到達していると言えるでしょう。
そこに至るまでの過程として、今回のとっておきの話のように
気疲れする時期
というのは乗り越えないといけないのでしょう。
そんな時、マイナスイメージで捉えるのではなく、プラスに捉え直して誠実に気を遣い続けることで、いつか自然体となっていくのだと思います。
とっておきの話は、様々な方からの反応によってよりブラッシュアップされるものです。
今後も、自分以外の方からのご指摘や新しい考え方・見方もこの裏話の記事に載せていきたいと思います。
気になった方は、ぜひ実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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