Twitterに、とっておきの話497「しずかちゃんの心の天気」の原稿をアップしました。
3歳の長男が毎日のように観ているドラえもん。
録画してある話を何度も観るので、一見「また同じ話を観ている…」なんてうんざりしてしまいそうになるのですが、意外と何度も観ると見逃していた場面もあり、新たな発見が得られます。
最近ドラえもんを息子と観ていて、この話はとっておきの話にできそうだなと思った回がありました。
この時のしずかちゃんは強い心をもっているなぁと感心したものです。
また、ここ最近は『7つの習慣』を読んでいたので、「心の天気」というキーワードと結び付きました。
そうか、しずかちゃんは外の天気に影響を受けず、心の天気を晴れにし続けているキャラクターなんだと妙に納得しました。
そんなしずかちゃんのすごさに注目しながら、原稿をご覧ください⇩
【(外の天気 心の天気 と板書)
人は、2つの天気に影響を受けていると言われています。1つ目が、外の天気。2つ目が、心の天気です。外の天気は変えられませんが、心の天気は自分次第でいくらでも変えられます。たとえ外の天気が雨だったとしても、自分の外から嫌なことがやってきても、心の天気を晴れにし続けることはできるのです。先生は最近、外の天気に負けず、自分の心の天気を晴れにし続けている人に出会いました。
この人です。(ドラえもんのしずかちゃんの画像をストーリーに合わせて少しずつ提示)
スネ夫に別荘の釣り場へみんなで行かないか誘われたのび太としずかちゃん。
しかし、二人だけしか連れて行かないというスネ夫のいじわるにのび太は泣きながら外に出ますが、後から追いかけてきたしずかちゃんは「私行かない。いじわるする人嫌い」ときっぱり言います。
3人でその釣り場へ行くことにしますが、直前になってドラえもんは行けないと言われます。一旦驚きますが、すぐに気持ちを切り替えてのび太と2人で行きます。
スネ夫から「そこは池じゃなくて大雨で降った水でできたただの水たまりだ!そんなところで釣れる訳ないよ」とからかわれ「恥をかかせてごめん」と謝るのび太に、しずかちゃんは「いいのよ、ハイキングに来たと思えば」と言います。
のび太が一緒に散歩へは行けないと言っても全く振り回されず、一人で散歩へ行きます。その後も大きな魚に水の中へ連れていかれても、「こ~んなスリル味わったの、初めてよ」と嬉しそうにして溺れているのび太を助けながら戻ったり、「今頃スネ夫たちは…」なんて言っているのび太の横で、最後まで満足そうな顔をしたりしています。
外の天気にマイナスの影響ばかり受けているのび太に対して、外の天気に関係なくどんな場面でも楽しめているしずかちゃんの心の天気は、きっと晴れ続けていたことでしょう。
みなさんは、しずかちゃんのどんなところがすごいと思いましたか?そんなしずかちゃんのように、あなたはなれますか?心の天気を自分でコントロールできるようになりましょう。】
いかがでしたか?
この回の面白いところは、のび太としずかちゃんの反応が対称的に映し出されている点にあります。
のび太はどんな場面でも、外の天気に影響を受け、心の天気を乱していきます。
一方、しずかちゃんはどんな場面でも、外の天気に影響を受けず、心の天気を晴れにし続けています。
どちらになりたいかは明白ですよね。
この二人が将来結婚するのも、なんだか感慨深いものがあります。
しずかちゃんの強さは、なんだか私たちに様々なことを教えてくれているような気がします。
今回のとっておきの話では、「心の天気」に注目しましたが、他の角度からも説話づくりができそうです。
たかがドラえもん、されどドラえもん。
3歳の息子と一緒に観ている番組でも、とっておきの話の素材を得られるのです。
ちなみにドラえもんは甘く見てはいけません。
ドラえもんが教えてくれる人生の教訓は数多くあります。
今回は悪い例として挙げられたのび太も、見習う部分があります。
「のび太の生き方」なんて本も出ているくらいですから。
本当にどんなことも、とっておきの話の素材になるんですよね。
気になった方はぜひ実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々、ありがとうございました。
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