どん!
地球儀があなたの目の前に現れました。
ここから先は,子どもの気持ちになってくださいね。
先生がこの地球儀を回します。もちろん回りますよね。
その時です。
「先生!大変!」
と叫ぶ男の子が現れました。
さて,男の子はこの後,何と言うでしょう?
正解は・・・
【水がこぼれちゃうよ!】
と言いました。
はい,みなさんは今どんな反応をしましたか?
「なんだ,つまらない」
「こぼれるわけないやん」
そんな反応をした方は,この男の子のいた学級では浮いてしまいます。
男の子のいた学級はステキで,
「〇君,おもしろいね。」
「たしかに,なんでこぼれないのだろう」
と言ってフォローしてくれる仲間がたくさんいたそうです。
少し変わった意見でも,認められる。
何を言っても,受け止めてくれる安心できるクラス。
いいですよね。
ちなみに,この学級には,こんなクラス目標が貼ってあったそうです。
「宇宙一 明るく やさしいクラス」
変わった意見に対する仲間の反応と,クラス目標が組み合わさって,
学級の様子を素材にしたとっておきの話となりました。
読者の方の中にも,学校で先生をしている方がいると思います。
あなたの学級にも,少し変わった意見を出す子どもがいらっしゃると思います。
その時,周りの子どもたちはどんな反応をしていますか?
周りの子どもたちの反応の仕方は,
担任の反応の仕方の鏡であることが多いです。
先生がまず,子どもの意見を広い心と柔らかい頭で受け止める。
その姿勢が,学級の子どもたちの反応する姿勢として育っていきます。
僕はよく,担任している学級の子どもたちに
「はんのうして!」
と呼びかけながら,自分が誰よりも大きく反応して子どもの意見を聞くようにしていました。
すると,今回のとっておきの話のように,少し変わった意見が出てもフォローの反応が出てくるようになりました。
こうした温かい学級の雰囲気づくりにも,この話は一役買ってくれます。
ちなみに,とっておきの話をする時も,子どもたちの素直な反応に,こちらも素直な反応を返すようにしています。
その方が一方的にならず,双方から反応するので盛り上がります。
気になった方はぜひ,実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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