2021年2月8日月曜日

とっておきの話47「悲しみはわり算,喜びはかけ算」の裏話

Twitterに,とっておきの話47「悲しみはわり算,喜びはかけ算」の原稿をアップしました。

とっておきの話47「悲しみはわり算,喜びはかけ算」の原稿



悲しみと喜びは対立する言葉ですが,

悲しみをどう捉え,

喜びをどう捉えるか。

その捉え方次第は,その人に委ねられています。


今回のとっておきの話では,自分一人の心の捉え方ではなく,

みんなでどう捉えたらいいのかについて視点を与えてくれます。



まず,悲しみは分け合うことができます。

悲しい出来事があった時,誰かに相談したら気持ちが軽くなることがありますよね。

悲しみはみんなで分け合うことで,一人一人の心の負担を軽くすることができます。



次に,喜びは分かち合うことができます。

喜びは一人で独占するより,みんなで喜び合うことでより増大します。

喜びを分かち合うことで,一人一人の心に癒しを与えることができます。



こうした視点を,聞き手が子どもであることを鑑みて表現したのが


悲しみはわり算喜びはかけ算


という言葉です。

わり算もかけ算も,小学生なら知っています。

さらに,どちらも1文字の記号で表すことができます。


÷ ➡ みんなで分け合う(1人あたりの心の負担が小さくなる)

× ➡ みんなが分かち合う(1人あたりの心の癒しが倍増する)




イメージしやすいですよね。

このように,算数で出てくる計算式に言葉を当てはめる手法は,わかりやすくイメージを伝えるために使われる1つのパターンです。


ちなみに,今年度組んだ学年部の先生が知っていた話では,

これに付け加えて,たし算やひき算にも当てはめる言葉がありました。

もしかしたら,自分でいろんな計算式が作れるかもしれません。



道徳的な話を算数の計算式で表現。

みなさんもよかったら実践してみてください。



ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

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