Xに、とっておきの話518「自分勝手と相手意識」の原稿をアップしました。
四字熟語は語りの中でキーワードになりやすい素材です。
さらに、イメージしやすい四字熟語と反対の言葉も四字熟語で表せることができるのなら、よりキーワードとしての役割を果たせる素材となります。
自分勝手と相手意識
この2つの四字熟語は、語った後も様々な場面で応用できるキーワードと言えるでしょう。
「それは自分勝手だね。相手意識をもっと高めよう」と呼びかけることもできるし、
「今の相手意識、よかったよ!自分勝手な人がいなくてすばらしい」と褒めることもできます。
語りを通して、こうした日常に溶け込んでいくキーワードを子どもたちと一緒に共有することはとても大切です。
それでは原稿をどうぞ⇩
【板書 自分勝手
この中に、自分勝手な人を見たことがある人?挙手
では、自分勝手だったなぁと自分自身が思ったことのある人?挙手
自分勝手な相手も嫌だし、自分勝手な自分も嫌ですよね。
今日は、そんな自分勝手とは反対の言葉を紹介します。何だと思いますか?
ヒントは、同じ四字熟語です。
板書 相手意識
「あいていしき」と読みます。読んでみましょう。さんはい。斉読
自分勝手から脱け出すためには、相手を意識することが大切です。
相手を意識するということは、相手の気持ちを考えることにつながります。
提示 思いやり 親切 ありがとう ごめんなさい・・・
これらは全て、相手意識からつながった行動や言葉です。
演出 板書された「相手意識」という言葉を指差しながら
もう一度読んでみましょう。さんはい。斉読
みなさんは今日から、自分勝手を脱け出し、相手意識ができる人になってください。そこから様々なステキな行動や言葉につながるはずです。すると、もっと相手意識ができるようになりますよ。
相手意識の輪を、このクラスで広げていきましょう。】
いかがでしたか?
実は、自分のことを自分勝手であると自覚していて自分勝手な行動をしている人って、そんなに多くいません。
大体が、自分勝手であることを自覚していないパターンが多いのです。
子どもたちの中にもこうした子は多くいて、全体で語りかけることに加え、個別に声掛けしていかないといけないと思います。
教師の語りかけや声掛けを通し、どんな行動が自分勝手になってしまうのか自覚していく。
その過程を踏まえ、相手に意識が向いていくのではないでしょうか。
相手意識のはじめの一歩は、自分の自分勝手さを自覚することなのです。
人間誰しも自分勝手な部分があります。
でもだからこそ、相手意識につながるのびしろを誰しも持っていると言えるのです。
どんなに自分勝手な子どもでも、相手意識につながる芽はきっと出ているはずです。
気になった方はぜひ、実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々、ありがとうございました。
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