Xに、とっておきの話517「大嫌いな自分も、大事な自分。」の原稿をアップしました。
自分のことが好きな人もいれば、嫌いな人もいます。
たとえ自分のことが好きな人でも、もしかしたら大嫌いな自分に出合う瞬間が来るかもしれません。
そんな大嫌いな自分も、自分の中の一部だと捉える。
さらに言い換えると、自分を受け止めることができるようになりたいですね。
自己肯定感の低い子どもたちは、何でも自己否定してしまいがちです。
そんな自己否定を自己受容に切り替えるきっかけづくりになればと思います。
それでは原稿をどうぞ⇩
【板書 大嫌いな自分
みなさんは、自分のことなんて大嫌いだと思ったことはありますか?
自分のことをなかなか好きになれない人もいるかもしれませんね。
最近、ドラマを観ていたら主人公が「こんな私なんて大嫌い!」と叫ぶシーンがありました。夢に向かってがんばっていたのに、失敗の連続で思うようにいかない自分のことが嫌になったのです。その時、主人公のお母さんが言った言葉がとてもステキな言葉でした。こんな言葉です。
板書 大嫌いな自分も、大〇な自分。
〇の中には漢字1文字が入ります。何だと思いますか?
正解は
板書 大嫌いな自分も、大事な自分。
です。
大嫌いな自分がいてもいい。それも大事な自分なのです。
最後に先生から、みんなに次の言葉を贈ります。
提示 演出 ゆっくりと気持ちをこめて読み聞かせる
大好きな自分も、大嫌いな自分も、ぜんぶ大事な自分。
自分を大事にできて初めて、相手を大事にできる。
自分を大事にできる人は、相手から大事にされる人になる。
大嫌いだと思っていた自分を大事にしてくれる人に出会える。
そうやって、大嫌いな自分はいつかきっと、大好きな自分の一部になる。】
いかがでしたか。
いきなり自己否定から自己肯定に切り替えるのは難しくても、まず自己否定から自己受容には切り替えられそうですね。
自己受容ができて、その次に自己肯定が来るのだと思います。
自己受容はいわば、自己否定と自己肯定が入り混じっている状態。
でも、自分を自分だと受け止めている状態です。
大嫌いな自分も、大事な自分。
この言葉から、自分を大事にする気持ちを育てていってほしいです。
さらに、語り終わりには、この言葉を引き立てるような言葉を紡いでみました。
しかし、聞き手の実態によっては、蛇足になる可能性もあります。
ここら辺の見極めは非常に難しく、付け加えるべきかどうか今回も迷いました。
ちなみに素材は朝ドラから来ています。
朝ドラはいつもハッとするようなセリフに出合う可能性が高いです。
何気なく観ているものから思わぬ素材がやってくるものです。
ここまで読んでいただいた方々、ありがとうございました。
気になった方はぜひ、実践してみてください。
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