2021年2月28日日曜日

とっておきの話67「心の矢印」の裏話

Twitterに,とっておきの話67「心の矢印」の原稿をアップしました。

とっておきの話67「心の矢印」の原稿



人の心に矢印があるとしたら,みなさんはどんな矢印があると思いますか?


今回は2つの心の矢印を紹介します。


1つ目は,相手に向けた矢印

2つ目は,自分に向けた矢印です。



さらに,この心の矢印には,2つの種類があるそうです。


1つ目は,向けられた人を褒めるプラス矢印

2つ目は,向けられた人を責めるマイナス矢印です。



どちらの矢印も,人は相手に向けてしまいがちだそうです。

今回のとっておきの話では,次の言葉を合言葉としています。


心の矢印を自分に向けよう




相手にばかりプラス矢印を向けている人は,自己肯定感が下がっていきます。

自分なんていいところはない。あの人に比べたら。。。

そんな気持ちになってしまいます。

相手と自分を比べて落ち込んでいる人は,自分にもプラス矢印を向けてほしいです。

自分で自分を褒める。

自分を認めてあげる。

大事にしたい心の矢印です。


一方,相手にばかりマイナス矢印を向けている人は,他責思考に偏った卑屈な人間になっていきます。

あの人のせいで。~してくれなかったから。

全部他人のせいにしてしまいます。

相手の文句ばかり言って他人を責めている人は,自分にもマイナス矢印を向けてほしいです。

自分で反省をする。

自分には悪いところがなかったのか振り返る。

こちらも大事にしたい心の矢印です。


今自分がどちらに矢印を向けているのか。

プラス矢印とマイナス矢印,どちらなのか。

意識してみると,自分の気持ちを上手にコントロールできるようになります。


あ,今相手にばかりプラス矢印を向けてしまっていた。

自分にも良いところがあるはずだ。


あ,今相手にばかりマイナス矢印を向けてしまっていた。

自分にも悪いところがあったよなぁ。


そんなふうに自分へ心の矢印を向け,自己肯定感を下げず,他責思考を防げる人に成長してほしいものです。


子どもたちに向けて作ったとっておきの話ですが,大人にとっても大事にしたい考え方です。



正直,残念ですが,学校の先生であっても

相手にばかり心の矢印を向けている人がいます。

こうした先生ばかりの学年部は,チームワークが良くありません。


逆に,自分に心の矢印を向けられる先生ばかりの学年部のチームワークはすばらしいです。

今年度の学年部はまさにそうで,それぞれの先生がチームのために自分ができることをしています。

学年部のチームワークが良いと,子どもたちの心も安定するものです。

来年度はどこの学年に所属することになるのかわかりませんが,

どの学年部に所属したとしても,少なくとも自分は心の矢印をコントロールできる人でありたいものです。



自分なんてダメな人間だとつぶやいてばかりのそこのあなた。

相手にばかりプラス矢印を向けていませんか?

自分にもプラス矢印を向けてあげてください。


上司の愚痴を言ってばかりのそこのあなた。

相手にばかりマイナス矢印を向けていませんか?

自分にもマイナス矢印を向けてみましょう。



子どもも大人も,みんなで心の矢印を意識していけたら良いですね。

気になった方はぜひ,実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

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