Twitterに,とっておきの話66「悪口の郵便屋さんにはなるな」の原稿をアップしました。
みなさんは,悪口を直接言われたことがありますか?
もちろん,嫌ですよね。
でも,間接的に伝えられるともっと嫌な気持ちになります。
例えばこんな感じに↓
驚いているAくんの気持ちを想像するといたたまれません。
わざわざ悪口を本人に伝えに行く人,いますよね。
悪口は郵便してはいけないのです。
つまり,「悪口の郵便屋さんにはなるな」です。
たとえCくんが実際にAくんの悪口を言っていたとしても,それを本人に伝えることはしてはいけません。
・Aくんは,Cくんに対して不信感や怒りをもちます
・Aくんは,事実なのかどうか不安になります。
・Aくんは,Bくんに対しても不信感を募らせます。
伝えられたAくん(本人)にとって何のメリットも無いのです。
きっとこういうタイプの人は,相手がどういう気持ちになるのか想像できないのでしょう。
ただ面白そうだから。ただ自分が楽しいから。
そういった幼稚な理由でしているものです。
学級の子どもたちの中に,こうした子はいてほしくはありませんが,もしいたとしても,今回の話を通して「悪口の郵便屋さんにはなるな」が合言葉になれば,悪口の郵便を未然に防ぐことができます。
悪口を言っている場面を見つけたら,「ダメだよ」と注意する。
または,先生に報告する。そうした動きができる子になってほしいです。
一方,郵便すると良いものもあります。
何だと思いますか?
正解は,「ほめ言葉」です。
Bくん【さっきね,CくんがAくんのこと,「すごかったね」「かっこよかったよ」って言っていたよ。】
こんなふうに言われたAくんは,直接Cくんからほめられるよりもうれしい気持ちになるものです。
・Aくんは,ほめ言葉を聞いて嬉しくなります。
・Aくんは,ほめ言葉を言っていたCくんと良好な関係を築こうとします。
・Aくんは,ほめ言葉を伝えてくれたBくんとも良好な関係を築こうとします。
メリットばかりです。
実は,ほめ言葉を郵便している人が子どもたちの身の回りにいます。
だれだと思いますか?
それは,学校の先生です。
子どもたちに人気のある先生は,子どもたちをよく見ている先生です。
子どもたちをよく見ている先生は,子どもたちをよくほめている先生です。
子どもたちをよくほめている先生は,子どもたちにだれかのほめ言葉を郵便している先生です。
このように,直接的にも間接的にもほめ言葉を伝えられる先生は,子どもたちと良好な信頼関係を築くことができます。
【Aくん,さっき○○先生が君のことをほめていたよ。○○をよくがんばっていたねって。】
【Aくんの姿を見て,さっきBくんとCくんが感動して「すごい!」って言っていたよ。本当によくがんばりましたね。】
こうした声掛けを意識すると,子どもたちの表情は笑顔になります。
悪口の郵便屋さんにはなるな
ほめ言葉の郵便屋さんになれ
気になった方はぜひ,実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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