2021年12月9日木曜日

とっておきの話313「かっこよく新聞読む」の裏話

Twitterに、とっておきの話313「かっこよく新聞読む」の原稿をアップしました。

とっておきの話313「かっこよく新聞読む」の原稿



「新聞を読む」

というテーマのとっておきの話があっても良いですよね。


今回のとっておきの話は、自分の感覚のまま勢いで作ったような話です。

特に新聞記事で見つけた写真のインパクトと、3歳という幼い女の子に焦点を当てている点に惹かれました。


それでは原稿を読んでみましょう⇩


【(かっこよく新聞読む と板書)

 こんなタイトルの新聞記事を見つけました。

さて、この記事にはどんな写真が添えられていると思いますか?(しばらく間をおく)

 ではお見せします。こんな写真です。(以下の写真を提示)




 え?新聞を読んでいるのは子ども?

記事にはこんな紹介文が載っていました。

東京都日野市の木村七菜ちゃん(3歳)は、まねっこ大好き。

積み上げた座布団に座り、5歳のお姉ちゃんのまねをして新聞を広げます。


 なんと写真に映っているのは3歳の女の子です。

それだけでもびっくりですが、3歳の女の子が新聞を読むお手本にしたのが、お父さんやお母さんではなく、たった5歳のお姉ちゃんだったとは…さらにびっくりです。

みなさんは今、何歳ですか?

3歳や5歳の時に新聞を読んでいましたか?


 実は、紹介文には続きがありました。こんなふうに続きます。

紙面でドラえもんや動物を見つけるのが楽しいようです。

 まだまともに字も読めない3歳の女の子なりの、新聞の読み方ですね。

何歳だって新聞をかっこよく読めます。

さて、みなさんは新聞を読んでいますか?七菜ちゃんのお手本になれますか?】



いかがでしたか?

新聞記事が伝えていること自体は大袈裟な話ではないのです。

ただ3歳の女の子が新聞を読むようになったという話です。


しかし、「3歳が新聞を読む」という言葉と写真が無性に惹かれるのですね。




そして、なぜこの記事を素材にしたかというと、聞き手となる子どもたちにとって

年下の子から学ぶ

ということができる話も作ってみたいと思ったからです。



気になった方はぜひ実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

2021年12月8日水曜日

とっておきの話312「自分よりも長生きしてほしいもの」の裏話

Twitterに、とっておきの話312「自分よりも長生きしてほしいもの」の原稿をアップしました。

とっておきの話312「自分よりも長生きしてほしいもの」の原稿



人間には寿命があります。

必ず死は訪れます。


しかし、自分が死んだ後も生き続けるものがあります。

生き続けてほしいと願うものがあります。


今回のとっておきの話は、とある歌手の方の願いが素材になっています。



それでは原稿を読んでみましょう⇩


【(半崎美子さんの写真を提示)

 


 ある日、先生は雑誌で半崎美子さんという歌手の人のインタビュー記事を何気なく見つけました。

雑誌の記事には、見出しと言って必ず題名のような言葉がついています。

先生が思わず釘づけになってしまったその記事の見出しには、こんな言葉が添えられていました。

自分よりも、□が長生きすることを願って


自分よりも長生きしてほしいと願うものって何でしょう?

□の中に入る言葉は何だと思いますか?(しばらく間をおく)



正解は、こんな見出しの言葉でした。

自分よりも、自分の歌が長生きすることを願って

 

半崎さんはこの時36歳。

例え自分の寿命が尽きて死んでしまった後も、自分が歌手として遺した「自分の歌」は誰かの心の中で生きている。

そんな願いをこめた言葉でした。


美術館に行くと、何百年も前に描いた絵が今でもたくさんの人たちの心を動かすことがあることに気づきます。

作った本人は長生きできなくても、たとえ死んでしまった後も、その人が遺した作品は誰かの心の中で長生きしている。

何十年、何百年と生き続けている。

そんな作品を遺したいと半崎さんは言っているのですね。


(自分が遺すもの と板書)

みなさんは、自分よりも長生きしてほしいと願う「自分が遺すもの」はありますか?

それが半崎さんのように歌であっても、美術館のような絵であっても、何であっても、誰かの心の中で生き続けるものを遺せたなら素敵ですよね。】



あなたにとって「自分が遺すもの」は何でしょう?

きっとそれは、形あるものでなくてもいいのだと思います。



人は二度死ぬと言われています。

一度目の死は身体的な死。

二度目の死は、「誰からも忘れ去られた時」に訪れる魂の死。



「自分が遺すもの」をもっている方は、二度目の死が訪れることなく生き続けていくのだと思います。

自分の身体は死ぬ。

しかし、誰かの心の中に自分よりも長生きしているものがある。

それはとても素敵なことですよね。



そうなると、この限られた人生の中で何を自分は遺せるのかということを考えて生きるようになります。

そんな視点をもって生きると、人生も変わっていくかもしれませんね。




気になった方はぜひ実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

2021年12月7日火曜日

とっておきの話311「“日本一”を使い続ける」の裏話

 Twitterに、とっておきの話311「“日本一”を使い続ける」の原稿をアップしました。

とっておきの話311「“日本一”を使い続ける」の原稿”



今回のとっておきの話も、大阪桐蔭高校が2017年に春の甲子園野球で日本一に輝いたエピソード素材からの話です。


まずは原稿を読んでみましょう⇩


【(西谷浩一監督の写真と大阪桐蔭の選手たちの写真を提示)

 


 2017年、春の甲子園野球で日本一に輝いた大阪桐蔭高校。

その監督をしていた西谷浩一さんは、監督歴18年、48歳の若さで甲子園優勝5回というすばらしい記録を持つ名監督です。



そんな西谷さん、監督としてこんなことを心がけているそうです。(次の言葉を板書)

「   」という言葉を日々の練習の中で使い続ける

 「 」の中にはどんな言葉が入ると思いますか?(少し間をおく)

 正解は、こんな言葉です。(「 」の中に 日本一 と板書)

「日本一」という言葉を日々の練習の中で使い続ける

 西谷さんによると、一日に最低10回は「日本一」と口にしているそうです。

「いまのキャッチボールで日本一になれるんだろうか」

「いまのノックで日本一になれるんだろうか」

「こんな掃除の仕方で日本一になれるんだろうか」

野球のこと以外にも、「日本一」という言葉を使っていることが分かりますよね。


 同じように、「日本一」という言葉をたくさん使ってきた学校の先生がいます。

先生の先輩であるその先生は、「日本一の学級にしたい」という思いで子どもたちと話す時は「日本一」という言葉をよく使うようにしていたそうです。

その学級はどうなったか…本で紹介されるほど、すばらしい学級になっていきました。

 みなさんは、日本一の学級を目指したいですか?

そう思うのなら、まずは「日本一」という言葉を意識して使ってみましょう。

言葉に出しているうちに、本当に日本一になる時が来るかもしれません。】



いかがでしたか?

言霊の力

というのはありますよね。


日本一のチームにしたいと思うのなら、「日本一」という言葉を使い続ける。

日本一の学級にしたいと思うのなら、「日本一」という言葉を使い続ける。


使い続けたその言葉は言霊となって力を発揮する。

これは別に、「日本一」という言葉ではなくても良いのだと思います。


このとっておきの話を作成した当時、日本一の学級という言葉の響きに憧れを感じていた自分がいました。

今はもっと冷静に、日本一の学級ではない目指す学級像を考えています。

ここで大事なのは、日本一の学級を目指すこと自体ではなく、

目指す夢があるのなら、まずはそれを言語化して言葉にしていくことです。



みなさんもぜひ、言霊の力を信じて実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。


2021年12月6日月曜日

とっておきの話310「○○中も成長」の裏話

Twitterに、とっておきの話310「○○中も成長」の原稿をアップしました。

とっておきの話310「○○中も成長」の原稿



みなさんは、タイトルの中の○○にどんな言葉を想像しましたか?

今回のとっておきの話のテーマは

成長

です。


それでは原稿を読んでみましょう⇩


【(西谷浩一監督の写真と大阪桐蔭の選手たちの写真を提示)


    

 2017年、春の甲子園野球で日本一に輝いた大阪桐蔭高校。その監督をしていた西谷浩一さんは、監督歴18年、48歳の若さで甲子園優勝5回というすばらしい記録を持つ名監督です。

そんな西谷さん、こんなことを雑誌のインタビューの中で言っています。

「日本一になるためには、□□に成長しないといけない」

 □には、どんな言葉が入ると思いますか?(少し間をおく)



 正解は、こう言いました。(次の言葉を板書)

「日本一になるためには、大会中に成長しないといけない」



 みなさんは、大会の日まで練習を重ねて成長し、大会の日になったら今までの練習の成果を出そうと思っていませんか?

それも大切ですが、日本一になるようなチームは、さらに、大会中も何が上手くいったか、何を直さないといけないかを考え、成長しようとします。

 練習の時だけ成長している訳ではなく、本番中も成長している。

それが、日本一と呼ばれるチームが育つポイントなのかもしれませんね。

 みなさんの部活の大会はいつですか?

毎日の練習での成長はもちろん、大会中も成長できる日本一の気持ちをもった選手になってくださいね。】




よくアニメを観ていると、同じ場面が出てくる時があります。

ドラゴンボールやワンピース、ナルトをみなさんはご存知ですか?

これらのアニメには、

「闘いの最中も成長している」

というセリフが出てきます。



普通、成長と聞くと「本番」に向けた過程の中でしていくようなイメージがありますよね。

しかし、「本番」の最中であっても、成長し続ける人こそ本物なのではないかと思わされます。



甲子園日本一に導いた名将、西谷監督はその価値に気付いていたのですね。

日本一になるためには、「大会中に成長」しないといけないと言うのです。

大会は大会として、今までの努力を出す場だという思い込みから抜け出せます。

大会中でも選手は成長できるのだと信じる監督の存在の大きさに驚きます。



教員と子どもという立場であっても、「本番」という場面はあります。

そこで、「本番中でも成長」という視点を大事にしたいですね。




気になった方はぜひ実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

2021年12月3日金曜日

とっておきの話309「休もうと思って○○している」の裏話

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とっておきの話309「休もうと思って○○している」の原稿



致知という雑誌をみなさんはご存知ですか?

作成当時、よく読んでいたのを思い出します。

今はもう読まなくなってしまったのですが、当時の僕にとっては魅力的に映ったエピソード素材もありました。

その中の1つ。今回のとっておきの話はみなさんの目にどう映るでしょうか。


原稿を読んでみましょう⇩


【(桑村彩さんと安野光雄さんの写真を提示)

 


 最近読んだ雑誌の中に桑村綾さんと安野光雄さんの対談記録が載っていました。

桑村さんは倒産しそうだった和食のお店を立て直した女将さん。

安野さんは有名な画家です。

その世界では一流と呼ばれる二人の対談記録の中で、桑村さんはこんなことを言っています。


「私はこれまでその道を極めたという方に何人もお会いしてきましたけれども、

みなさんに共通しているのが、「ちょっと無理したから休もう」と言って何をされているかと思ったら、

やはり○○をされている。

○○をしていることが休むことになっているんです。」


 2つの□には、同じ言葉が入ります。何だと思いますか?(少し間をおく)


 正解は、「仕事」です。

(仕事をしていることが休むことになっている と板書)


 仕事をすることが休むことなんて信じられないですよね。

でも、一流と呼ばれる人たちは、その仕事でさえも楽しんで休みにしてしまうのです。

仕事を「ちょっと無理」な仕事と「休む」仕事に分ける力があるのです。


みなさんは、勉強を「ちょっと無理」な勉強と「休む」勉強に分けることができますか?

 「勉強していてちょっと無理したから休もう」と言って勉強していたら、将来ものすごい大物になっているかもしれませんね。】




原稿はここで終わっています。

仕事=休み

が結び付く人ってそういないと思います。

ふつうなら、

仕事←→休み

という関係性が思い浮かぶと思います。


語弊が生まれないように自分なりに補足すると、きっと

仕事しながら抜くところは抜いている休み方

が上手なのだと思います。

仕事の仕方を工夫することで、自分に負担をかけずに仕事し続けられる。

大切なのは持続性です。

一流と呼ばれる人は、この「続ける力」が鍛えられています。

自分に負担をかけ過ぎず、いかに持続性を保てるか。

そんな視点から学べる話ではないでしょうか。




気になった方はぜひ実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

2021年12月2日木曜日

とっておきの話308「千手観音の手」の裏話

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とっておきの話308「千手観音の手」の原稿



千手観音の手というタイトルを読んだだけでは、どんな話なのか想像しづらいかもしれません。

実はこれ、目の見えない子どもがお母さんのことを表現した言葉なのです。


それでは原稿を読んでみましょう⇩


【(千手観音の写真を提示し、 千手観音 と板書)

 


 みなさんは、千手観音の像を見たことがありますか?

写真を見ると、手がたくさんありますよね。

「千手」とは「たくさんの手」のこと。

「観音」というのは観音様と呼ばれる仏教の世界で偉い人のことを言います。

みなさんは、こんなに手がいっぱいあって普通じゃないと思いますか?


 でもね、こんな詩があります。


目の見えない子供の描いた お母さんという絵には いくつもの手がかいてあった

それを見たときわたくしは 千手観音さまの実在を はっきりと知った

それ以来あの一本一本の手が いきいきと生きて 見えるようになった

異様なおん姿が 少しも異様でなく 真実のおん姿に 見えるようになった


 目の見えない子がお母さんの絵をかくと、たくさん手がかいてあったんですね。

なぜだかわかりますか?(少し間をおく)

それは、今までお母さんの手がその子にいろんなことをしてきたからです。

さみしい時は手をつないであげ、抱きしめてほしい時は手で体を寄せてくれた。

他にも、お母さんと関わる時はいつもお母さんの手が何かをしていた。

目の見えない子にとって、それくらいお母さんの手というのは当たり前のように見えてたくさんのことをしていると感じたのでしょうね。

千手観音のたくさんの手も、今までしてくれたことを思い出せば、誰でもたくさんの手をかけてもらっているから当たり前だとこの詩は言っています。


 みなさんは今まで、どんな人からどれだけの手をかけて生きてきましたか?

だれの手も借りずに生きてきた人なんて一人もいません。

きっとだれでも、千手観音のように数えきれないほどの手をかけてもらって生きてきているはずです。

その手を感じられる人になってくださいね。

そして、みなさんも、だれかのために自分の手をいくつも差し伸べられるような人になりましょう。】



こうやって読んでみると、

愛情

がテーマのような気がしますね。

目の見えない子にとって、母からの愛情はまるでたくさんの温かい手のように感じるのでしょうね。

それだけ多くの場面で母から愛情を注がれてきたという訳です。


愛情と言えば、親子関係だけでないですよね。

教師と子どもの関係でも愛情が生まれます。

子どもへの愛情という意味では、千手観音の手のような想起がされる教師でありたいですよね。


みなさんの周りには、千手観音の手と呼べるほどたくさん愛情を注いでくれる人はいますか?

そして、あなたは誰かにとっての千手観音の手と言えるでしょうか?



気になった方はぜひ実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。


2021年12月1日水曜日

とっておきの話307「左手も使ってみたら?」の裏話

Twitterに、とっておきの話307「左手も使ってみたら?」の原稿をアップしました。

とっておきの話307「左手も使ってみたら?」の原稿



今回もアートたけし展で出会った素材を元にしたとっておきの話。

当時はアートたけし展が自分にとってこれだけ印象に残ったという訳ですね。

このように、自分が体験した1つの出来事からいくつもの素材を手に入れることもあります。


タイトルから想像できると思いますが、

利き手以外の手も使ってみたらどうですか?

というのが今回のとっておきの話で伝えたいメッセージです。


それでは原稿を読んでみましょう⇩


【ある日、絵をかくことには全くの初心者だったビートたけしさんは、絵に詳しい人からこんなことを言われます。

左手を使って、絵をかいてごらん。

 たけしさんの利き手は右手。

なぜ、利き手ではない左手を使ってかくといいのでしょう?

(少し間をおく)

 実はこの言葉には、こんな続きがありました。

利き手ではない手でかけば、自分の思う通りにはならないから。

そういう絵が良い。

 利き手でかこうとすると、頭でいろいろと考えてしまう。

でも、利き手ではない左手でかけば、自分の思う通りにはならないからこそ、自由で発想豊かな絵がかける。

そういう意味だそうです。


 実は先生も、利き手ではない左手を使ってあることをする時があります。

何だと思いますか?(少し間をおく)

こんなことです。

(はしを使ってご飯を食べる と板書)

 利き手ではない手ではしを使ってご飯を食べる。

なぜこんなことをしたかというと、いつも使われていない頭の中の脳を使うためです。

頭の中の脳は右と左に分かれていて、右手を使っている時は左の脳が、左手を使っている時は右の脳が使われるそうです。

右手ばっかり使っている毎日を送っていた先生は、どっちの脳もバランスよく使うために左手ではしを持ってみました。

今では左手で字を書くこともできます。


 みなさんの利き手は右手か左手か、どちらですか?

利き手ではない手でいろんなことを試してみてください。

いつもと違うってだけで楽しいですし、いつの間にか、脳が鍛えられて頭が良くなっているかもしれません。】


当時、まさに自分自身が利き手以外の手を使うことにハマっていたのですね。

左手ではしを使ってみたり、左手で字を書いてみたりしていました。




今でもできますが、当時は特に毎日のようにしていました。

この時の自分とこの素材がマッチしたのでしょう。


原稿でも述べているように、利き手以外の手を使うからこそできる表現があったり、脳が鍛えられたりします。

人はいつもやっていることばかりしていると慣れが生じるものです。

利き手以外の手を使うというだけで、非日常を味わい、良い刺激になります。


気になった方はぜひ実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

とっておきの話524「Win WinとLose Lose」の裏話

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