2021年12月7日火曜日

とっておきの話311「“日本一”を使い続ける」の裏話

 Twitterに、とっておきの話311「“日本一”を使い続ける」の原稿をアップしました。

とっておきの話311「“日本一”を使い続ける」の原稿”



今回のとっておきの話も、大阪桐蔭高校が2017年に春の甲子園野球で日本一に輝いたエピソード素材からの話です。


まずは原稿を読んでみましょう⇩


【(西谷浩一監督の写真と大阪桐蔭の選手たちの写真を提示)

 


 2017年、春の甲子園野球で日本一に輝いた大阪桐蔭高校。

その監督をしていた西谷浩一さんは、監督歴18年、48歳の若さで甲子園優勝5回というすばらしい記録を持つ名監督です。



そんな西谷さん、監督としてこんなことを心がけているそうです。(次の言葉を板書)

「   」という言葉を日々の練習の中で使い続ける

 「 」の中にはどんな言葉が入ると思いますか?(少し間をおく)

 正解は、こんな言葉です。(「 」の中に 日本一 と板書)

「日本一」という言葉を日々の練習の中で使い続ける

 西谷さんによると、一日に最低10回は「日本一」と口にしているそうです。

「いまのキャッチボールで日本一になれるんだろうか」

「いまのノックで日本一になれるんだろうか」

「こんな掃除の仕方で日本一になれるんだろうか」

野球のこと以外にも、「日本一」という言葉を使っていることが分かりますよね。


 同じように、「日本一」という言葉をたくさん使ってきた学校の先生がいます。

先生の先輩であるその先生は、「日本一の学級にしたい」という思いで子どもたちと話す時は「日本一」という言葉をよく使うようにしていたそうです。

その学級はどうなったか…本で紹介されるほど、すばらしい学級になっていきました。

 みなさんは、日本一の学級を目指したいですか?

そう思うのなら、まずは「日本一」という言葉を意識して使ってみましょう。

言葉に出しているうちに、本当に日本一になる時が来るかもしれません。】



いかがでしたか?

言霊の力

というのはありますよね。


日本一のチームにしたいと思うのなら、「日本一」という言葉を使い続ける。

日本一の学級にしたいと思うのなら、「日本一」という言葉を使い続ける。


使い続けたその言葉は言霊となって力を発揮する。

これは別に、「日本一」という言葉ではなくても良いのだと思います。


このとっておきの話を作成した当時、日本一の学級という言葉の響きに憧れを感じていた自分がいました。

今はもっと冷静に、日本一の学級ではない目指す学級像を考えています。

ここで大事なのは、日本一の学級を目指すこと自体ではなく、

目指す夢があるのなら、まずはそれを言語化して言葉にしていくことです。



みなさんもぜひ、言霊の力を信じて実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。


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