Twitterに、とっておきの話312「自分よりも長生きしてほしいもの」の原稿をアップしました。
とっておきの話312「自分よりも長生きしてほしいもの」の原稿
人間には寿命があります。
必ず死は訪れます。
しかし、自分が死んだ後も生き続けるものがあります。
生き続けてほしいと願うものがあります。
今回のとっておきの話は、とある歌手の方の願いが素材になっています。
それでは原稿を読んでみましょう⇩
【(半崎美子さんの写真を提示)
ある日、先生は雑誌で半崎美子さんという歌手の人のインタビュー記事を何気なく見つけました。
雑誌の記事には、見出しと言って必ず題名のような言葉がついています。
先生が思わず釘づけになってしまったその記事の見出しには、こんな言葉が添えられていました。
自分よりも、□が長生きすることを願って
自分よりも長生きしてほしいと願うものって何でしょう?
□の中に入る言葉は何だと思いますか?(しばらく間をおく)
正解は、こんな見出しの言葉でした。
自分よりも、自分の歌が長生きすることを願って
半崎さんはこの時36歳。
例え自分の寿命が尽きて死んでしまった後も、自分が歌手として遺した「自分の歌」は誰かの心の中で生きている。
そんな願いをこめた言葉でした。
美術館に行くと、何百年も前に描いた絵が今でもたくさんの人たちの心を動かすことがあることに気づきます。
作った本人は長生きできなくても、たとえ死んでしまった後も、その人が遺した作品は誰かの心の中で長生きしている。
何十年、何百年と生き続けている。
そんな作品を遺したいと半崎さんは言っているのですね。
(自分が遺すもの と板書)
みなさんは、自分よりも長生きしてほしいと願う「自分が遺すもの」はありますか?
それが半崎さんのように歌であっても、美術館のような絵であっても、何であっても、誰かの心の中で生き続けるものを遺せたなら素敵ですよね。】
あなたにとって「自分が遺すもの」は何でしょう?
きっとそれは、形あるものでなくてもいいのだと思います。
人は二度死ぬと言われています。
一度目の死は身体的な死。
二度目の死は、「誰からも忘れ去られた時」に訪れる魂の死。
「自分が遺すもの」をもっている方は、二度目の死が訪れることなく生き続けていくのだと思います。
自分の身体は死ぬ。
しかし、誰かの心の中に自分よりも長生きしているものがある。
それはとても素敵なことですよね。
そうなると、この限られた人生の中で何を自分は遺せるのかということを考えて生きるようになります。
そんな視点をもって生きると、人生も変わっていくかもしれませんね。
気になった方はぜひ実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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