2021年12月6日月曜日

とっておきの話310「○○中も成長」の裏話

Twitterに、とっておきの話310「○○中も成長」の原稿をアップしました。

とっておきの話310「○○中も成長」の原稿



みなさんは、タイトルの中の○○にどんな言葉を想像しましたか?

今回のとっておきの話のテーマは

成長

です。


それでは原稿を読んでみましょう⇩


【(西谷浩一監督の写真と大阪桐蔭の選手たちの写真を提示)


    

 2017年、春の甲子園野球で日本一に輝いた大阪桐蔭高校。その監督をしていた西谷浩一さんは、監督歴18年、48歳の若さで甲子園優勝5回というすばらしい記録を持つ名監督です。

そんな西谷さん、こんなことを雑誌のインタビューの中で言っています。

「日本一になるためには、□□に成長しないといけない」

 □には、どんな言葉が入ると思いますか?(少し間をおく)



 正解は、こう言いました。(次の言葉を板書)

「日本一になるためには、大会中に成長しないといけない」



 みなさんは、大会の日まで練習を重ねて成長し、大会の日になったら今までの練習の成果を出そうと思っていませんか?

それも大切ですが、日本一になるようなチームは、さらに、大会中も何が上手くいったか、何を直さないといけないかを考え、成長しようとします。

 練習の時だけ成長している訳ではなく、本番中も成長している。

それが、日本一と呼ばれるチームが育つポイントなのかもしれませんね。

 みなさんの部活の大会はいつですか?

毎日の練習での成長はもちろん、大会中も成長できる日本一の気持ちをもった選手になってくださいね。】




よくアニメを観ていると、同じ場面が出てくる時があります。

ドラゴンボールやワンピース、ナルトをみなさんはご存知ですか?

これらのアニメには、

「闘いの最中も成長している」

というセリフが出てきます。



普通、成長と聞くと「本番」に向けた過程の中でしていくようなイメージがありますよね。

しかし、「本番」の最中であっても、成長し続ける人こそ本物なのではないかと思わされます。



甲子園日本一に導いた名将、西谷監督はその価値に気付いていたのですね。

日本一になるためには、「大会中に成長」しないといけないと言うのです。

大会は大会として、今までの努力を出す場だという思い込みから抜け出せます。

大会中でも選手は成長できるのだと信じる監督の存在の大きさに驚きます。



教員と子どもという立場であっても、「本番」という場面はあります。

そこで、「本番中でも成長」という視点を大事にしたいですね。




気になった方はぜひ実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

0 件のコメント:

コメントを投稿

とっておきの話524「Win WinとLose Lose」の裏話

  Xに、とっておきの話524「Win WinとLose Lose」の原稿をアップしました。 とっておきの話524「Win WinとLose Lose」の原稿 三方良し という言葉が個人的には好きなのですが、今の時代は「ウィンウィン(Win Win)」という言葉の方が聞き馴染みが...