Xに、とっておきの話522「ミラーニューロン~分かち合う喜び~」の原稿をアップしました。
とっておきの話522「ミラーニューロン~分かち合う喜び~」の原稿
人間という生命体は、一人で完結するものではなく、全人類で構成されている。
もっと簡単に言うと、人は決して一人では生きていないのです。
だからこそ、人と人は通じ合うものがあります。
今回の話に出てくるミラーニューロンもその1つ。
本能的に脳の仕組みとして備わっているものなんですね。
それは、分かち合うという仕組みです。
相手のことを分かろうとする。
その姿勢が、お互いになされることで、分かち合うは成立します。
この分かち合う喜びを感じられるようになっているのです。
しかし、始めは意識的に相手のことを分かろうとしないと、分かち合う喜びに達することはできません。
今回の話をきっかけに、意識づけをしていきたいと思いました。
それでは原稿をどうぞ⇩
【演出 あくびをしてみせる
今、先生があくびをしたのを見て、自分もつられてあくびをしそうになった人は手を挙げてください。挙手
この現象には、こんな名前が付いています。
板書 ミラーニューロン
人間の体の中には、ミラーニューロンという「他人と自分の心を映し合う機能」をもった神経細胞があります。この細胞の働きによって、人間の脳は他人の行動を自分のことのように知覚することができます。今、先生につられてあくびをしそうになった人は、体の中のミラーニューロンが働いたのです。
提示
A 一人でお店の高級料理を食べる
B 家族みんなでいつもの夕飯を食べる
みなさんは、どちらに喜びを感じますか?挙手
Aに挙げた人もいると思いますが、ミラーニューロンの働きを考えると、一人で味わう喜びはみんなで一緒に味わう喜びに比べると続かないそうです。
板書 分かち合う喜び
このようにみんなで一緒に分かち合う喜びが生まれるように過ごしていると、ミラーニューロンが働いて喜びがどんどんと大きくなるそうです。
一人で自由に味わう喜びも良いですが、みんなと一緒に分かち合う喜びも意識して過ごしてみませんか?】
いかがでしたか。
ミラーニューロンは本能的に働くものとして備わっています。
でも、意識的に働かせることで、より働くようになるはずです。
私たちは本来、お互いを分かち合う喜びを感じられるはず。
どんなに相手のことが憎くても、恨んでも、どこかで分かち合う喜びを感じられるのではないかと模索する。
こうした感覚も大事ですね。
一人で味わう喜びもいいですが、みんなと分かち合う喜びも感じられる人に育ってほしいです。
クラスの誰もがこうした喜びを感じられるようになると、その場は間違いなく心理的安全性の保たれた場と言えるのではないでしょうか。
気になった方はぜひ、実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々、ありがとうございました。
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