2022年6月30日木曜日

とっておきの話413「あいさつは短い会話」の裏話

Twitterに、とっておきの話413「あいさつは短い会話」の原稿をアップしました。

とっておきの話413「あいさつは短い会話」の原稿



あいさつ=会話

と聞いてみなさんはどう感じましたか?


あいさつをテーマにした小話は世の中に多くありますが、あいさつと会話が結び付いているという視点は、当時の僕にとって新鮮でした。


この素材を得たのは地元の教育長だよりから。

いつか教育長さんと実際にお会いしたいものです。



それでは原稿を読んでみましょう⇩


【おはようございます!

 みなさんは、あいさつされた時、ちゃんとあいさつを返すことができていますか?

あいさつを返さない態度は、あなたたちが思っているよりも、失礼なことなのかもしれません。



 こんな言葉があります。

(あいさつは、一番短い○○ と提示)

〇の中にはどんな単語が入るでしょう?

正解は・・・「会話」です。


 あいさつは会話なのです。自分と会話していた人が、突然あなたのことを無視したら嫌な気持ちになりますよね。あいさつも同じ。会話のようにあいさつを返してくれる人がいるから気持ちよくあいさつができるのです。



 一日の中で、あいさつのチャンスはいくらでもあります。

 それは、会話するチャンスでもあるのです。


ぜひいろんな人と、いろんな場面で一番短い会話をしてください。

できれば先に話しかけると、より相手との距離が縮まっていきますよ。】




いかがでしたか?


あいさつを会話と考えると、あいさつをしないということは無視をしているのと同じことなのですね。

たかがあいさつでしょ?という考え方を転換し、会話と同じくらい大事だと考えることができます。


このように新しい視点の提示による考え方の転換が行動の変容につながります。



気になった方はぜひ実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

2022年6月28日火曜日

とっておきの話412「人を落とさず、」の裏話

Twitterに、とっておきの話412「人を落とさず、」の原稿をアップしました。

とっておきの話412「人を落とさず、」の原稿


素材元となった広告コピーは、『心ゆさぶる広告コピー その言葉はあなたの人生とつながっている/岩崎亜矢、安藤隆』という本に掲載されています。


こうした広告コピー集は小話の素材探しのヒント集でもあります。

多くの人に届けるために作られた広告コピーは、巧みで心揺さぶる表現で溢れているからです。

今回の小話もそんな広告コピーを素材にしたもの。


人を落とさず、の続きを考えながら、原稿を読んでみましょう⇩


【(人を落とす と板書)

 自分が苦しい時や不安な時、ついつい周りの人を落とすようなことをしてしまうものです。

 それは悪口だったり、陰口だったり、わざと人の嫌がることをしたり、嫉妬したりと様々です。やってはいけないことだと分かっていても、人を落とすことで自分を保とうとしてしまうのです。その方が楽なやり方だからです。


 ところで、最近見つけた広告の言葉に、こんな言葉がありました。

(人を落とさず、○○。 と提示)

人を落とさず、の続きにはどんな言葉が続くと思いますか?


正解は、「自分が上がろ。」です。

(人を落とさず、自分が上がろ。 と提示)





 人を落とすのではなく、自分が上がることを考える。

 それは、ただ「自分をがんばること」。それだけなのです。

 でも、このそれだけのことがなかなかできなくて人は苦しみます。

しかし、そこで人を落としてしまうと、嫌な自分を知ってしまいます。

「自分をがんばること」。それは、嫌な自分を知らないためのたったひとつの解決法なのです。


人を落として嫌な自分を知るよりは、苦しくても自分を見つめてただがんばってみませんか?

いつかきっとステキな自分に出会えるはずです。】


いかがでしたか?


人を落とすことに必死にならず、自分が上がることに必死になってみませんか?

そんなメッセージを伝える小話になりますね。


人はネガティブな感情に引っ張れやすく、他人を陥れようとする人もいます。

そんな大人にはなってほしくないですね。

子どもたちのモデルは、互いに認め合い、高め合い、自分も上がれる大人でありたいです。


そのためには、教師である自分自身が何かに挑戦し続ける大人でありたいものです。

教師の背中を見て子どもが育つ部分も少なからずあることでしょう。



気になった方はぜひ実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

2022年6月27日月曜日

とっておきの話411「スーパーチームです」の裏話

 Twitterに、とっておきの話411「スーパーチームです」の原稿をアップしました。

とっておきの話411「スーパーチームです」の原稿



スーパーチームという言葉を級訓にしているクラスを見たことがあります。

当時は自分もしたいとあまり思わなかったのですが、今回の小話の素材に出合ってからはいつかはしてみたいと思うようになりました。


こちらも東京オリンピックから。

やはりスポーツの世界は教育に通じるところがありますね。


特に今回は監督と選手の話から生まれた言葉。

教師と子どもの関係と似ているのかもしれません。


それでは原稿を読んでみましょう⇩


【(ホーバスHC の画像を提示)



2021年東京オリンピックで日本女子バスケは銀メダルという快挙を達成しました。日本人はバスケの世界では勝てないと言われていた時代をひっくり返す出来事でした。その時、日本女子の監督をしていたのがホーバス監督です。

 ホーバス監督は、オリンピックの試合終了後のインタビューで、こんな言葉を残しています。

(日本にはスーパースターはいないが○○です と提示)

空欄の中には、どんな言葉が入るでしょう?


正解は、「スーパーチーム」です。

(スーパースターはいないがスーパーチームです と提示)

一人ひとりを見ると、スーパースターと呼べるような選手はいない。しかし、日本はチームとしては世界一だと評価したのです。その言葉通り、日本のバスケはまさにチームワークを大切にしたプレーの連続でした。




この学級も、一人ひとりの力はスーパースターと呼べるほどの大きな力は無いかもしれません。しかし、チームワークを発揮し、一致団結することでスーパーチームにはなれるはずです。

 みんなで力を合わせて、スーパーチームを作っていきましょう。】


いかがでしたか?


スーパースターはいないがスーパーチームです


なかなかなパワーワードですよね。

まだ観ていない人はぜひ、当時の日本代表選手たちの試合を観てほしいです。

この言葉通り、本当に彼女たちはスーパーチームでした。

どちらかというとアメリカの選手たちはスーパースターの集まりみたいでしたが、そこに引けを取らない試合ができたのも、日本のチームプレーが本当に輝いていたからです。

こうしたプレーと合わさって、ホーバスさんの言う「スーパーチームです」という言葉に納得します。


個を褒める、認めることも大切です。

しかし、集団を褒める、認めることも大切なのです。

こと日本人は、和を以て貴しとなすの精神が根付いているので、今回の小話は心に刺さる人が多いのではないでしょうか。



スーパースターはいないが・・・と落としておいて

スーパーチームです と持ち上げる。

この緩急が聞き手を惹きつける効果を発揮しています。



みなさんの学級もぜひ、スーパーチームですと言える集団づくりをしてみてください。



気になった方はぜひ実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

2022年6月26日日曜日

とっておきの話410「体育で鍛えるもの」の裏話

 Twitterに、とっておきの話410「体育で鍛えるもの」の原稿をアップしました。

とっておきの話410「体育で鍛えるもの」の原稿



Twitterには、スペースという機能があり、そこでフォロワーの先生方と対談することができます。

今回の小話は、心先生という方と対談した時に教えていただいた考え方を素材にしています。


心先生は、体育の授業に力を入れている先生で対談中も様々な知見を学ばせていただきました。

その中でも、当時の自分からすると目から鱗が落ちる考え方だったのが

体育で鍛えるものは、体だけではない。

ということでした。


それでは原稿を読んでみましょう⇩


【(体育 と板書)

 みなさんは、「体育の授業」と聞くと、どんなイメージをもちますか?(少し間をおく)

 体を鍛えて、いろんなスポーツのいろんな技を身に付けるというイメージが強いと思います。

 でも、体育で鍛えるものは、体だけではありません。(少し間をおく)

 



(「体育」の隣に、「心を鍛える」と板書)(「鍛える」の漢字が難しい場合はフリガナをふる)

 実は、体育の授業では、心も鍛えられるのです。


 例えば、サッカー。試合をすると分かりますが、なかなか点数が入らない競技です。

 だからこそ、こんな心が育ちます。

(「失敗を何度も乗りこえて、成功を手にする喜びを仲間と味わう心」と提示)

 どういう意味だか分かりますか?(何人か指名)


 みなさんの中には、体育が苦手だという子もいるかもしれません。

 それは、体が上手く動かない自分のことばかり考えているから。

 体だけでなく、心も鍛えるために、体育は欠かせない教科なのです。


 ちなみに、サッカー以外の競技をする時も、また別の心を鍛える目標があります。

 バスケにも、ハードル走にも、リレーにも、マット運動にも、鉄棒にも、水泳にも・・・

 どんな心が鍛えられるのか考えながら参加してみると、体育の授業がもっと楽しく欠かせない時間となるかもしれません。

 さぁ、今日の体育の授業も、体だけでなく、心も鍛えていきましょう!】


いかがでしたか?


体育で鍛えるのは、体だけではなく、心も鍛える。

心と言えば道徳の授業がまず思い浮かびますが、言われてみれば体育で心が鍛えられる側面もありますよね。


こうした思い込み(思考バイアス)からの脱却は子どもたちにとっても印象深いものとして受け取られることでしょう。



今回の小話をきっかけに、体育だけでなく、他の教科でも心を育てられる側面があることに気付けば、どの授業も楽しめる子になれそうですね。

ちなみに私は算数が専門教科ですが、算数も心を育てられる側面がたくさんあります。

それは、分からない問題を分かるように乗り越える時もそうですし、友達と協力して教え合う時もそうです。



気になった方はぜひ実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

2022年6月24日金曜日

とっておきの話409「走りながら見つける夢」の裏話

 Twitterに、とっておきの話409「走りながら見つける夢」の原稿をアップしました。

とっておきの話409「走りながら見つける夢」の原稿



突然ですが、みなさんは将来の夢がありますか?


そんな質問、子どもじゃないんだから・・・と思ったら大間違いですよ。

大人でも、夢を持ち続けることができます。


今回の小話は、走りながら見つけられる夢があることを教えてくれます。

夢をもつタイミングなんて決まっていないのです。


それでは原稿を読んでみましょう⇩


【(将来の夢 と板書)

みなさんの将来の夢は何ですか?すぐに答えられる人もそうでない人もいると思います。

最近、こんな広告の言葉を見つけました。

(○○の将来の夢はなに? と提示)

○○の中にはどんな言葉が入ると思いますか?(少し間をおく)

実は、おばあちゃんが入ります。

 


みなさんは人生100年時代という言葉を聞いたことがありますか?

100歳まで生きるのが当たり前の時代という意味で、そんな時代なら、おばあちゃんやおじいちゃんが将来の夢を見てもおかしくないですよね。



 もう1つ、見つけた言葉があります。それが、こちらです。

(夢なんか、走りながら見つけたって、いいんだ。 と提示)

みなさんで読んでみましょう。さんはい。(復唱させる)



 将来の夢、すぐに答えられる人もそうでない人も、自分のペースで見つけていけばいいのです。立ち止まってじっくり考えるのもいいですが、走りながら見つける将来の夢があってもいいかもしれませんね。なぜなら、おばあちゃんやおじいちゃんだって将来の夢を語れる時代なのですから。

 みなさんにとって、いつか「これだ!」という夢が見つかることを祈って、話を終わります。】


いかがでしたか?


将来の夢をもてない。

昨今はそんな子も少なからずいます。

また、将来の夢として選ばれる職業の選択肢も昔と比べて増えてきました。


そんな中、立ち止まって考えるだけでなく、走りながら考える夢もあって良いのだということを伝えられたら、安心する子がいるのではないかと思います。

今回の小話は、そんな子どもたちの背中を押すような内容です。


そして、途中で夢が変わってもいいし、いつから夢をもってもいいのです。

おばあちゃんでも夢をもつのです。


最後は私の好きなミスターチルドレンの歌詞で締めくくります。


生きるためのレシピなんて無いさ

(「終わりなき旅」より)


子どもたちには、自分らしくそれぞれの人生を歩んでほしいですね。

決められた人生のレシピなんて無いのだから。



気になった方はぜひ実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

2022年6月21日火曜日

とっておきの話408「病気で、よくわかる。」の裏話

Twitterに、とっておきの話408「病気で、よくわかる。」の原稿をアップしました。

とっておきの話408「病気で、よくわかる。」の原稿



自分が本当に辛い時や苦しい時に寄り添ってくれる人こそ、真に自分が大事にしないといけない人である。

そんな言葉とリンクするような話です。


素材元の広告コピーは、10代、20代のがん治療をする人向けです。

若者のがんというのは進行が早く、極限状態です。

そんな中、周りにはいろんな人が存在します。

手を差し伸べる人もいれば、離れていく人もいるでしょう。

そこで、「自分にとって本当に優しい人はどんな人なのかが分かる」として、病気になって初めて分かることを教えてくれます。



それでは原稿を読んでみましょう⇩


【(病気 と板書)

 病気と聞いて、みなさんはどんなイメージをもちますか?

 あまり良いイメージは持てないですよね。どうしても暗い、マイナスなイメージがつきまといます。でも、人生一度も病気をしない人なんていません。人間いつかは死にますから。



 ある日、がん治療のポスターに次のような言葉が書いてありました。

(病気は、□を養ってくれる。 と提示)

□の中には、ある力が入ります。どんな力を養えるのでしょう。(養うの意味について実態に合わせて補足説明)

正解は、「人をみる力」です。病気は人をみる力を養ってくれる。どういう意味でしょう?(しばらく間をおいてから)実は、この言葉には続きがあります。(次の言葉を提示し、ゆっくり読む)

 



 病気をすると、自分にやさしくしてくれる人が見つかります。

 その人が本当にやさしいのかどうかが分かるそうです。

 逆に、友達が病気した時は、やさしいと思ってもらえる人でありたいですね。】


いかがでしたか?


病気は、人をみる力を養ってくれる。

その人が本当にやさしいのかどうか。

よくわかる。


たった3文ですがインパクトの強い言葉ですよね。


がんとまではいかないにせよ、学校に通う子どもたちも様々な病気をします。

何が理由で欠席するにせよ、その時やさしくしてくれる人に目を向けていきたいですよね。

昨今はコロナにかかる子もいます。

場合によっては本当に辛さや苦しさを抱える病気もあります。


それは明らかにピンチではありますが、今回の小話をきっかけにして、人をみる力を養い、やさしい人を見つけるチャンスだと思えば、辛さや苦しさも和らぐのではないでしょうか。

非日常だからこそ味わえることに目を向けて、発想の転換をして前を向いていきたいですね。



気になった方はぜひ実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

2022年6月20日月曜日

とっておきの話407「言葉の先に人がいる」の裏話

Twitterに、とっておきの話407「言葉の先に人がいる」の原稿をアップしました。

とっておきの話407「言葉の先に人がいる」の原稿



タイトルを見て、そんなのは当たり前だと思いましたか?

でも、言葉の先に人がいる前提で言葉をきちんと吟味して発している人は意外と少ないものです。


言葉は吐き出すものではなく、届けるものです。

言葉は発する人だけでなく、その先には受け取る人がいるものです。


この辺りをそのまま伝えるのではなく、小話にして伝えることで言葉遣いを意識できるようになります。


それでは原稿を読んでみましょう⇩


【(発言 と提示)

 人は誰しも、何気なく発言をしています。発言とは、言葉を発すると書きます。

 みなさんも、何気なく言葉を使っていると思いますが、その言葉はどんな形で発言されるのか、考えたことはありますか?



 ある広告ポスターに、こんな言葉がありました。(次の言葉を紹介)

その発言、誰かを守るものになるか、傷つけるものになるか。考えよう。

 みなさんが何気なくしている発言。

 もしかしたら、傷つけるものになる時もあるかもしれません。

 そして、広告ポスターの最後は、こんな言葉で締めくくられていました。

(言葉の先に□がいる と提示)

 □には何が入ると思いますか?(少し間をおいてから)

 正解は、人です。(次の言葉を提示)


言葉の先に人がいる




 言葉は、発する人がいるだけではありません。

 その発言の先には、受け取る人がいるのです。

 

 このことを意識して発言することで、傷つける発言をきっと減らせるはずです。

 その分、誰かを守るものとして、発言できる人でありたいですね。

 言葉の先にはいつも、あなたにとって大切にしたい人がいます。】


いかがでしたか?



今回のように、普段何気なくしている行動や行為を見つめ直すきっかけを与えるのが小話の役割です。

そのためには、聞き手にとって自分事となるようにしなければなりません。


どうしたら自分事として聞いてもらえるか。

それは、いかに興味を惹きつけるかにかかっています。

素材元の広告コピーは、その点においてとっておきの話と親和性が高いです。


聞き手に興味の無い小話をいくらしたって意味がありません。

興味のある小話ができる力がこちら側に必要となります。

こうした力は、日々の積み重ねから少しずつ鍛えられていくものです。



気になった方はぜひ実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

とっておきの話524「Win WinとLose Lose」の裏話

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