Twitterに、とっておきの話410「体育で鍛えるもの」の原稿をアップしました。
Twitterには、スペースという機能があり、そこでフォロワーの先生方と対談することができます。
今回の小話は、心先生という方と対談した時に教えていただいた考え方を素材にしています。
心先生は、体育の授業に力を入れている先生で対談中も様々な知見を学ばせていただきました。
その中でも、当時の自分からすると目から鱗が落ちる考え方だったのが
体育で鍛えるものは、体だけではない。
ということでした。
それでは原稿を読んでみましょう⇩
【(体育 と板書)
みなさんは、「体育の授業」と聞くと、どんなイメージをもちますか?(少し間をおく)
体を鍛えて、いろんなスポーツのいろんな技を身に付けるというイメージが強いと思います。
でも、体育で鍛えるものは、体だけではありません。(少し間をおく)
(「体育」の隣に、「心を鍛える」と板書)(「鍛える」の漢字が難しい場合はフリガナをふる)
実は、体育の授業では、心も鍛えられるのです。
例えば、サッカー。試合をすると分かりますが、なかなか点数が入らない競技です。
だからこそ、こんな心が育ちます。
(「失敗を何度も乗りこえて、成功を手にする喜びを仲間と味わう心」と提示)
どういう意味だか分かりますか?(何人か指名)
みなさんの中には、体育が苦手だという子もいるかもしれません。
それは、体が上手く動かない自分のことばかり考えているから。
体だけでなく、心も鍛えるために、体育は欠かせない教科なのです。
ちなみに、サッカー以外の競技をする時も、また別の心を鍛える目標があります。
バスケにも、ハードル走にも、リレーにも、マット運動にも、鉄棒にも、水泳にも・・・
どんな心が鍛えられるのか考えながら参加してみると、体育の授業がもっと楽しく欠かせない時間となるかもしれません。
さぁ、今日の体育の授業も、体だけでなく、心も鍛えていきましょう!】
いかがでしたか?
体育で鍛えるのは、体だけではなく、心も鍛える。
心と言えば道徳の授業がまず思い浮かびますが、言われてみれば体育で心が鍛えられる側面もありますよね。
こうした思い込み(思考バイアス)からの脱却は子どもたちにとっても印象深いものとして受け取られることでしょう。
今回の小話をきっかけに、体育だけでなく、他の教科でも心を育てられる側面があることに気付けば、どの授業も楽しめる子になれそうですね。
ちなみに私は算数が専門教科ですが、算数も心を育てられる側面がたくさんあります。
それは、分からない問題を分かるように乗り越える時もそうですし、友達と協力して教え合う時もそうです。
気になった方はぜひ実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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