2022年6月27日月曜日

とっておきの話411「スーパーチームです」の裏話

 Twitterに、とっておきの話411「スーパーチームです」の原稿をアップしました。

とっておきの話411「スーパーチームです」の原稿



スーパーチームという言葉を級訓にしているクラスを見たことがあります。

当時は自分もしたいとあまり思わなかったのですが、今回の小話の素材に出合ってからはいつかはしてみたいと思うようになりました。


こちらも東京オリンピックから。

やはりスポーツの世界は教育に通じるところがありますね。


特に今回は監督と選手の話から生まれた言葉。

教師と子どもの関係と似ているのかもしれません。


それでは原稿を読んでみましょう⇩


(ホーバスHC の画像を提示)



2021年東京オリンピックで日本女子バスケは銀メダルという快挙を達成しました。日本人はバスケの世界では勝てないと言われていた時代をひっくり返す出来事でした。その時、日本女子の監督をしていたのがホーバス監督です。

 ホーバス監督は、オリンピックの試合終了後のインタビューで、こんな言葉を残しています。

(日本にはスーパースターはいないが○○です と提示)

空欄の中には、どんな言葉が入るでしょう?


正解は、「スーパーチーム」です。

(スーパースターはいないがスーパーチームです と提示)

一人ひとりを見ると、スーパースターと呼べるような選手はいない。しかし、日本はチームとしては世界一だと評価したのです。その言葉通り、日本のバスケはまさにチームワークを大切にしたプレーの連続でした。




この学級も、一人ひとりの力はスーパースターと呼べるほどの大きな力は無いかもしれません。しかし、チームワークを発揮し、一致団結することでスーパーチームにはなれるはずです。

 みんなで力を合わせて、スーパーチームを作っていきましょう。


いかがでしたか?


スーパースターはいないスーパーチームです


なかなかなパワーワードですよね。

まだ観ていない人はぜひ、当時の日本代表選手たちの試合を観てほしいです。

この言葉通り、本当に彼女たちはスーパーチームでした。

どちらかというとアメリカの選手たちはスーパースターの集まりみたいでしたが、そこに引けを取らない試合ができたのも、日本のチームプレーが本当に輝いていたからです。

こうしたプレーと合わさって、ホーバスさんの言う「スーパーチームです」という言葉に納得します。


個を褒める、認めることも大切です。

しかし、集団を褒める、認めることも大切なのです。

こと日本人は、和を以て貴しとなすの精神が根付いているので、今回の小話は心に刺さる人が多いのではないでしょうか。



スーパースターはいないが・・・と落としておいて

スーパーチームです と持ち上げる。

この緩急が聞き手を惹きつける効果を発揮しています。



みなさんの学級もぜひ、スーパーチームですと言える集団づくりをしてみてください。



気になった方はぜひ実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

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