2021年3月3日水曜日

とっておきの話70「アリの助け合い」の裏話

Twitterに,とっておきの話70「アリの助け合い」の原稿をアップしました。

とっておきの話70「アリの助け合い」の原稿



今回の素材は「アリの生態」です。



アリの特徴と言えば,小さい動物(虫)で働き者ですよね。

こうした素材には,人間との比較によってとっておきの話を作ると聞き手の印象に残ります。


「アリの助け合い」の話には,次の3つの比較のテクニックが込められています。

① 動物にもできる。人間も負けてられないよね。

 アリにだって素敵な助け合いができるのだから,人間も負けてられないよね。

② 小さい○○もできる。大きな人間にもできるよね。

 小さいアリでもこんな助け合いができる。大きな人間にもできるよね。

③ ○○がこんなことしてる。人間にもできるかな?

 あのアリがこんな助け合いをしているよ。私たちにもできるかな?


特に③には,意外性を話のスパイスとして効かせます。

あの小さなアリがそんな助け合いするの!?

という意外性です。


どんな助け合いかというと。。。

アリは,仲間のために自分の体を使って穴を塞ぎ,道を作るのです。


すごく体を張って助け合っていますよね。

人間がしたら大変そうです。

穴を塞ぐように体を使うのも大変ですし,その上を仲間が歩いていくのですから。


ここで勘違いしてほしくないのは,人間も体を張って助け合いをしろと言っているのではありません。

あのいつも見慣れている小さなアリでもこんな助け合いをしている。

では,私たちはどんな助け合いをしているかな?

というように,自分たちの助け合いを振り返る1つのきっかけとなれば良いと思っています。

その時,アリが「体を張っている」ことに注目するのではなく,それだけ「仲間のために一生懸命になっている」ことに注目させたいですね。



それにしても今回は原稿がシンプル。

画像を変えた方が良いかもしれないですね。

助け合っている様子の画像がなかなか見つからなかったのですが,

できれば助け合っている様子の写真がほしい。。。



動物の助け合いといえば,ペンギンの話もありましたね。

とっておきの話1「先生がペンギンを好きな理由」で紹介しました。

とっておきの話1「先生がペンギンを好きな理由」の裏話


動物の助け合いに学び,人間の助け合いに生かす。

そうした作り手の姿勢があれば,様々な角度からとっておきの話を作ることができます。

これは余談ですが,NHKの『ダーウィンが来た!』という番組は面白いですよ。




今回は,ブログ記事を素材にしました。

こうした何気なく検索して出てきたブログ記事も,時として素材になります。


気になった方はぜひ,実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。


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