Twitterに,とっておきの話69「信頼は,積み木」の原稿をアップしました。
「信頼」
をテーマにしたとっておきの話には,以前紹介した「信頼貯金」があります。
信頼が貯まっていく様子を貯金箱に喩えています。
こちらもどうぞ↓
今回は,貯金箱ではなく,
積み木
に喩えた話です。
信頼を貯金箱で喩えると,貯まっていく様子は想像しやすいですが,信頼が減っていく様子は想像しにくいです。
一方,この「信頼は,積み木」の話を「信頼貯金」の話と合わせて披露すると,
信頼を積み上げていく様子と
積み上げた信頼が一気に崩れる様子が想像しやすいです。
積み木に喩えたからこそ,こうした表現ができるのです。
このように,
何に喩えて話すか
は,とっておきの話におけるとても重要な要素であり,喩え方は作り手の腕にかかっています。
同じ「信頼」というテーマでも,貯金箱に喩えた「信頼貯金」の話と,積み木に喩えた「信頼は,積み木」の話とでは,聞き手の印象が変わってきます。
子どもの実態に合わせて,どちらを披露するか選ぶと良いでしょう。
同じテーマでも,いろんなものに喩えてみる。
そして,実態に合わせてどの喩え話を披露するかを選択する。
こうした視点でとっておきの話づくりをするのが良いと思います。
もう少し,「信頼は,積み木」の話の内容に迫ってみます。
信頼は,積み木のように簡単には積みあがらないものです。
慎重に積み上げていかないと,すぐ壊れてしまいます。
また,積み木は1つ1つ乗せていくものですよね。
信頼はまさに積み木なのです。
逆に,信頼は,積み木のように簡単に崩れるものです。
それまで信頼を積み上げてきた人も,不祥事を起こせば一気に信頼をなくしてしまいます。
ここで言う不祥事って何でしょう?
たとえば,
・嘘をつく
・同じ失敗を繰り返す
・失礼な態度
・相手を傷つける
・絶対にしてはいけないことをした
などでしょう。
学校生活の中では,不祥事とまでいかなくても,子どもは時として積み上げた信頼を崩すことをします。
信頼を崩した自覚のある子は,反省ができます。
しかし,自覚のない子も中にはいるものです。
そんな時,この「信頼は,積み木」の話をすると,信頼を積み上げる難しさや,信頼は簡単に崩れるものだという見方が伝わるのではないかと思います。
気になった方はぜひ,実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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