Xに、とっておきの話512「「できる」は必ず「できない」の先にある」の原稿をアップしました。
とっておきの話512「「できる」は必ず「できない」の先にある」の原稿
今回の素材は、さ よ え さん(@gjanwtmmwvj)の2023年2月17日のXでの投稿を参考文献として小話を創らせていただきました。
うちの息子も「できない」ことがあるとすぐに怒れてしまって
「もうやらない!」
なんて言うことがあります。
さよえさんの投稿を見て、うちの息子にもこの絵を見せながらゆっくりと語り聞かせたところ、
「いつか絶対できるから、あきらめない!」
と言うようになりました。
子育てにおいてこの「できる」は必ず「できない」の先にあるという考え方はとても素敵な親から子へのメッセージプレゼントになるなぁと実感しました。
一方、小学生にもこうした「できない=自分はダメ」と思い込んでしまう子は大勢います。
だからこそ、学校現場でもこうした考え方のメッセージプレゼントを教師から子どもたちへしていきたいです。
今回は、担任している子どもたちの中に、そんな子たちがいることを想定して、創らせていただきました。
それでは原稿をどうぞ⇩
【板書 できない
今、自分にはできないとあきらめそうになっていることや、もうあきらめてしまったことはありませんか?
あるという人は手を挙げてください。挙手 何人かどんなことか教えてください。指名
なるほどね。今手をあげて教えてくれた人たちはきっと、「できない」の先にこんな気持ちがわいているよね。
板書 できない➡やらない
自分にはできないから、やらない。「やらない」は必ず「できない」の先にある。そう思っていませんか。
提示 「やらない」は必ず「できない」の先にある
でもね、それは「できない=自分はダメ」と思い込んでいるだけなのです。実は順番がちがいます。
演出 提示している言葉の「やらない」の部分を消す
できない自分はダメではありません。
なぜなら、「できない」の先には「やらない」ではなく…「できる」があるからです。
提示 「できる」は必ず「できない」の先にある みんなで読んでみましょう。斉唱
提示 下の絵
この絵は「できるまでの道のり」です。
自分が思っていた順番と同じでしたか?あなたの気持ちは今、どこにいますか?
山の頂上には必ず「できた」という気持ちがあります。一番左下を見ると「やらない」という気持ちです。
「できない」という気持ちは道のりの真ん中にあって、その先に必ず「できる」という気持ちがあるのです。
大事なのはできなくても「やってみる」こと。
「できない」が続いたとしても、「やってみる」を続けていくと「できるかも」に変わり、やがて必ず「できた」という気持ちにたどり着くことができます。
人それぞれ「できる」内容は違うでしょう。
でも、「やってみる」を続けた人はみんな、「できた」にたどり着けるのです。
板書 「やってみる」を続ければ、「できない」は「できる」に変わる
「できない=自分はダメ」と思い込まないでください。あなたは今できないだけ。いつか必ず、できる!
「やってみる」を続ければ、「できない」は必ず「できる」に変わります。
「できる」は必ず「できない」の先にある。
「できない」ことさえ楽しみ、「やってみる」エネルギーに変えていってしまいましょう。
そんな人は、「できた」時の達成感もきっと人一倍大きくなるでしょう。】
いかがでしたか。
さよえさんの描いた絵がわかりやすいですよね。
今まで自分は「やらない」は必ず「できない」の先にあると思い込んでいる子って多いと思うんです。
そんな中、「やらない」は実はできるまでの道のりで言うところの山のふもとであり、スタートすらしていない場所なのだというギャップを演出できます。
そうか、「できない」から「やらない」というのは、できるまでの道のりでいうと順番が逆なんだ。自分で勝手に逆戻りしていたんだ。
そんな気付きが得られそうです。
また、絵の中にはたくさんの「できない」がありますが、その度に
「できなくてもやってみる」
という気持ちが隠れているのだと行間を読み取ることができます。
だからこそ、どんなにたくさんの「できない」に出合ったとしても、「やってみる」を続けていけばいつか必ず「できる」にたどり着けることを、子どもたちに伝える語りにしたいと考えました。
この「できるかも」の子の表情が本当に素敵な表情をしていますよね。
親としても、教師としても、この表情を見ていきたいです。
ここまで読んでいただいた方々、ありがとうございました。
気になった方はぜひ、実践してみてください。
0 件のコメント:
コメントを投稿