2024年1月4日木曜日

とっておきの話513「もともとあなたの中にある 素敵」の裏話

  Xに、とっておきの話513「もともとあなたの中にある…素敵」の原稿をアップしました。

とっておきの話513「もともとあなたの中にある…素敵」の原稿



 今回の参考文献は、aco**:.°.。さん(@aco_fav555)の2021年11月30日の投稿です。

素材提供を快諾してくださり、ありがとうございました。


 フォロワーさんのacoさんは、とても感性が豊かな方で尊敬しています。

そんなacoさんの感性豊かな言葉の表現は、読む人の心を温かくしてくれます。

自分がそんな感覚になったので、担任している子どもたちにも同じ感覚を味わってほしいと思い、小話として創ることにしました。


 素敵だなぁと思うこと。みなさんにもありますよね?

 でもそれは、自分一人だけで思ったわけではなくて、今まで自分に出合ってきてくれた、たくさんの素敵なもののおかげ。それを与えてくれた他人のおかげ。

 そう考えると、より自分の心の中にある素敵なものが、愛おしく思えてきます。


 それでは原稿をどうぞ⇩


板書 素敵

 読んでみてください。さんはい。斉唱 すてき

 先生は最近、こんなものが素敵だと思いました。

提示 話し手が素敵だと思った身近な写真 下は例



みなさんも先生と同じように、素敵だなと思った人?挙手

みなさんが最近、素敵だなと思ったものは何ですか。指名  

なるほどね。どれも素敵なものですね。


提示

誰かの素敵だなと思えることは、もともとあなたの中にあるもの

人は自分にないものを、他人の中に見ることはできないのだそう

もっと素敵を探そうと思う日々


演出 上の文を読み聞かせる


 これは、先生の知り合いの先生が教えてくれたことです。

 人は自分の中にある素敵だと思うもののおかげで、他人の中にある素敵なものを見つけ出すことができるようになっています。

 さっき先生の素敵なものを、同じように素敵だと感じて手を挙げてくれた人たちは、もうすでに自分の中にそれが素敵だと思う心があるということです。

 自分の心の中に素敵なものが増えれば増えるほど、他人の心の中の素敵なものをより見つけ出すことができる人になれます。

 すると、また自分の心の中に素敵なものが増えます。

 

 だからこそ、この先生は教えてくれています。

板書 もっと素敵を探そう

と。


「のはらうた」という詩を作って有名になった詩人の工藤直子さんも、こんな事を言っています。

提示

あなたが気に入った詩は あなたが作ったのも同じよ だから、その詩はあなたのもの あなたにあげる!


自分の心の中の素敵なものと、他人の心の中の素敵なものをお互いに分かち合える世界って、なんだか素敵だと思いませんか。

ほら、また素敵が増えましたね!

これからもっと、一緒に素敵を探していきましょう。】



いかがでしたか。


素敵なものって、人と人とで分かち合うからこそ、また新たに見つけていけるものなのですね。

なんだかとっておきの話づくりと共通するところがありそうです。

僕のしていることも、素敵探しの1つなのかもしれません。


みなさんの素敵なものは何ですか?

それはいつも、担任している子どもたちと、分かち合っていますか?

逆に、子どもたちの素敵なものを、見つけ出せていますか?

一緒にこれかも探していきましょう。


素敵なものを。



ここまで読んでいただいた方々、ありがとうございました。

気になった方はぜひ、実践してみてください。


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