Twitterに、とっておきの話487「どこまでも学び続ける」の原稿をアップしました。
最近、94歳の祖母が介護デイサービスに通い始めました。
何十年も実家で両親と過ごしていた祖母からすると、大きな変化であり、勇気のいる出来事であったと思います。
そんなおばあちゃんの新生活は、聞けば聞くほど面白いエピソードで溢れていました。
慣れない施設での入浴も慣れ、今では「極楽極楽」とつぶやいているそうです。
学校と同じように、介護施設にも連絡帳があり、そこに施設の人がその日の様子を書いてくれています。
その朱書きを読むと、介護施設でも祖母が楽しく過ごしていることが伝わってきます。
昨日、母がいくつか学習プリントを見せてくれました。
祖母が介護施設で取り組んだものだそうです。
学習内容は今の小学生が解いているようなもの。
でもなんだか一生懸命取り組んでいることが伝わってくる筆跡でした。
94歳にもなると、忘れてしまった知識も多くあります。
もちろん、問題によっては間違えているところもありました。
それでも、祖母はこうした学習プリントも楽しく取り組みます。
それは祖母の毎日の習慣である「読書」が基盤となっていると思います。
つまり、どこまでも学び続けるという姿勢から来るものなのです。
今回の話は、そんな私の祖母のエピソードを素材に創らせていただきました。
それでは原稿を読んでみましょう⇩
【(以下の画像を提示)
これは最近見かけた学習プリントを撮影したものです。だれのものだと思いますか?(指名)
実は…先生のおばあちゃんです。
(94歳 と板書)
先生のおばあちゃんは94歳です。最近、介護デイサービスという施設に通い始めました。そこでは毎日、今みなさんが見たような学習プリントに取り組んでいます。もう忘れてしまっていて問題を間違えることもあります。でも、おばあちゃんはそのことを決して苦しいとは言いません。むしろ楽しいと言います。
そんなおばあちゃんは、94歳になっても毎日ずっと続けていることがあります。何だと思いますか?(指名)
それは…(読書のイラストを提示)
読書です。
毎日何冊も本を読み続けているのです。
(どこまでも学び続ける と板書)
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