Twitterに、とっておきの話475「あなたの最新刊は?」の原稿をアップしました。
2023年お正月新聞広告シリーズは今回が最後となりそうです。
今回は、新潮社の広告を素材にしました。
いつだって、出会ったときが最新刊
とてもステキな言葉ですよね。
本屋さんで言われる最新刊というのは、あくまでも販売の上での最新刊。
最近作られた本が最新刊という訳ではなく、他でもないあなたが出会ったときがあなただけの最新刊の本という意味合いを感じられます。
このように、アンチテーゼのような、固定観念を崩す端的な言葉は驚きがあり、とっておきの話の素材となりやすいです。
それでは原稿を読んでみましょう⇩
【(次の表示を提示)
1960年4月6日 初版第1刷発行
どんな本にも、巻末ページにこのような記載があります。これは何だと思いますか?(指名)
正解は、本が出版された日付です。この日付を見ると、いつ作られた本を自分が読んでいるのかが分かります。意外とものすごく古い本を読んでいた!なんてこともあるかもしれません。
(いつだって、 ときが最新刊 と提示)
みなさんは、新しいもの好きですか?本ならいつも最新刊を読みたいと思うかもしれませんね。でも、本を出している会社は広告の中でこんなことを言っています。
(いつだって、出会ったときが最新刊 と提示)
新しい本だろうと、古い本だろうと、いつだってあなたがその本に出会ったときが最新刊なのです。人それぞれに今出会っている最新刊の本があるという訳です。
(あなたの最新刊は? と板書)
今みなさんが読んでいる最新刊の本は何ですか?
お互いに紹介し合ってみましょう。(簡単に紹介する時間を設ける)
もしかしたら、自分が出会っている最新刊が、誰かの最新刊の本となるかもしれませんね。】
いかがでしたか?
最新刊
をキーワードにして、始めは発行日に注目させ、中盤で隠して見せ、終盤で自分にとっての最新刊の本を紹介し合う演出を取り入れました。
このように、キーワードとなる言葉さえ決まれば、その周りにどう肉付けしていくのかというアイデアが湧いてきます。
今回は割とシンプルな構成で説話を創った方だと思います。
視野を広げておくと、キーワードとなる言葉への肉付けもスムーズにいきます。
あ、これと結び付けてみよう!という直感で行うイメージです。
その営みは何とも言えない心地よさがあります。
気になった方はぜひ、実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々、ありがとうございました。
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