Twitterに、とっておきの話447「努力のマイペース」の原稿をアップしました。
先週、Twitterのフォロワーさんから
「くろぺん先生はバスケがお好きと聞きましたが、バスケを素材にしたとっておきの話はあるのでしょうか?」
という質問を受けました。
そう言えば…と思い、自分がこれまで作ってきたとっておきの話を振り返ってみましたが、バスケを素材にしたとっておきの話はオリンピック選手の話ぐらいしかありませんでした。
せっかくバスケ好きを公言しているのに、バスケを素材にしたとっておきの話が少ないなんて。
なるほど、これは良い視点を与えていただいたと思いました。
では、自分が好きなバスケからどんな素材を得られるか。
バスケそのものから素材を得るということはしてこなかったので、挑戦してみました。
自分だったらどこにスポットを当てるか。
ドリブル?シュート?パス?
シュートの中でも3Pシュート?ドリブルシュート?
いろいろと考えているうちに行き着いたのは、
フリースローシュート
でした。
特にこのシュートの軌道が描く放物線の美しさは以前から感じていました。
なぜ直線的ではないのか。
放物線だからこそゴールにボールが入る。
これは、最後ゴールが見えたら力を抜いて良いということを暗示していないか。
そんな風に考えて作った小話です。
それでは原稿を読んでみましょう⇩
【(バスケのフリースローシュートの映像を見せる)
これは、先生が大好きなスポーツ、バスケットボールのフリースローシュートをしている様子です。人が自分らしく夢をかなえるためには、まさにこのフリースローシュートのような努力をすることが大切です。
(意識を無意識に と板書)
まず、フリースローシュートは、両手にボールを持ち、頭の上に掲げ、膝を曲げ、伸ばしながら腕を伸ばし、手首のスナップをきかせながら打ちます。でも、この1つ1つを変に意識すると、逆にきれいなシュートが打てなくなります。プロのバスケットボール選手は、何度もシュート練習することで全て無意識にできるようになります。努力も同じで、始めは意識して努力していることも、無意識に努力、もっと言えば努力していることにすら気付かないくらい習慣化することが大切です。
(フリースローシュートの軌道が分かる画像を提示)
次に、フリースローシュートは、ある程度の高さまで上がってから自然と少しずつゴールに向かって落ちていく放物線を描きます。努力も同じで、ある程度まで努力を積み重ねていくとあとは習慣に任せて自然と良い結果につながっていくものです。がんばるべき時にがんばっておくと、ある時期からはがんばりすぎなくてもよくなります。
意識が無意識に変わるまで努力を重ね、習慣になったら自分のペースを大事に力の入れ具合をコントロールする。そんな「努力のマイペース」を身に付けた人が、夢というゴールにナイスシュートできる人です。みなさんもステキなフリースローシュートを打ってくださいね。】
いかがでしたか?
意識を無意識に
努力のマイペース
という2つの言葉は、原稿を打ちながら思い付いた言葉です。
なるべく自然に結び付く言葉を探りました。
あまりにも飛躍していたり、元の素材との距離感が離れすぎていたりすると、聞き手はついてこれません。ここのバランス感覚がなかなか難しいです。
僕は本当に努力できる人とは、上手くブレーキを踏める人だと思っています。
ずっと努力する、ずっと全力で、という人よりも、
休む時はしっかりと休み、遊びを楽しみ、そしてまた努力するというような人こそ最後まで生き残る人だと思っています。
だからこそ、意識を無意識にして自然体になるほど習慣化することの大切さや、努力にもマイペースがあって自分らしく自分に合ったペースで努力すれば良いことを伝えたいと考えました。
ここら辺の考え方は人によって違う部分もあるかと思いますので、みなさんの価値観や哲学に照らし合わせてアレンジしてみてください。
気になった方はぜひ、実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々、ありがとうございました。
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