2022年11月19日土曜日

とっておきの話449「誰もやっていないことを誰よりも」の裏話

Twitterに、とっておきの話449「誰もやっていないことを誰よりも」の原稿をアップしました。

とっておきの話449「誰もやっていないことを誰よりも」の原稿



最近話題のビジネス書、『エッセンシャル思考』と『エフォートレス思考』を読破しました。

エッセンシャルな生き方やエフォートレスな生き方は、ビジネス書の枠に止まらない生き方の示唆を与えてくれる名著です。

この本を名著としている1つの要因に、ストーリーで語るというスタイルがあると思います。


もちろん、とっておきの話の素材になるようなストーリーも含まれていました。

その中の1つが、高跳び選手の背面跳びについてのストーリーでした。

今回はこちらを素材にして小話づくりをしました。


それでは原稿を読んでみましょう⇩


(高跳びの背面跳びの写真を提示)



 みなさんは、陸上競技に高跳びという競技があるのを知っていますか?

この跳び方は「背面跳び」と言いますが、昔はこんな跳び方をしていませんでした。実は、ある選手が誰もやっていない跳び方を始め、誰よりも極めたからこそ広まった跳び方でした。

(フォズベリー選手の写真を提示)



 彼の名はフォズベリー選手。運動能力は高くなく、大会でも良い記録は残せませんでした。始めはコーチに教えられた跳び方で練習をしましたが、全然上手くいかず、自分なりの跳び方を考えるようになりました。当時、周りの人からはこんなことを言われました。(次の文を提示)

・きっと最下位だろう

・「2本足のラクダ」が「空中の発作」を起こしている

・世界で最も怠惰な高跳び選手

・フォズベリーはバーの上で寝ている

それでも背面跳びを極め続けたフォズベリー選手。今では高跳びの跳び方の主流となりました。背面跳びは別名「フォズベリー・フロップ」と世界中で呼ばれています。


(誰もやっていないこと と板書) 
 どんな世界にも、まだ誰もやっていないことというのはあります。それを見つけてやり始めた人は将来、大きな偉業を残すチャンスをつかみます。そして…
(を誰よりも と付け加えて板書)
周りから何と言われようと、誰よりもやり続け、極めた人こそよりチャンスをつかめるはずです。みなさんも、誰もやっていないことを誰よりも極められる人になる勇気がもてるといいですね。その最初の一歩は、小さくて良いのです。まずは探してみませんか?


いかがでしたか?


高跳びの背面跳びは確かにユニークな跳び方だとは思っていましたが、第一人者の苦労や努力が分かるストーリーですよね。

このように、普段何気なく画面を通して観ている事象も、その裏側に必ずストーリーがあるのです。

その裏側のストーリーに目を向けることで、新しい発見を与えてくれます。

それは間違いなく、とっておきの話の素材になるのです。


それにしても、「出る杭は打たれる」はいつの時代も同じですね。

僕は個人的に、「出過ぎた杭は打たれない」という言葉が好きです。


世の中の悪い風潮に負けず、自分の信じた道を突き進める強い人になりたいですね。




気になった方はぜひ、実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々、ありがとうございました。

0 件のコメント:

コメントを投稿

とっておきの話524「Win WinとLose Lose」の裏話

  Xに、とっておきの話524「Win WinとLose Lose」の原稿をアップしました。 とっておきの話524「Win WinとLose Lose」の原稿 三方良し という言葉が個人的には好きなのですが、今の時代は「ウィンウィン(Win Win)」という言葉の方が聞き馴染みが...