Twitterに、とっておきの話428「はたらくの漢字」の原稿をアップしました。
400話以上の小話を作成してきた今でも、小話集と言われる本は購読しています。
そこには必ず、自分が今まで知らなかった小話があるからです。
「もう作った?」と思うようで意外とまだ作っていなかった小話も。
そんな出合いを生み出してくれるからこそ、小話集の購読はやめられないのです。
もし今、僕のとっておきの話に興味をもってくださっている方は、ぜひ様々な著者の小話集を買って読み比べてみてください。
面白い発見がいっぱいありますよ。
それでは原稿を読んでみましょう⇩
【(はたらく と板書)
読んでみましょう、さんはい。
この言葉を漢字で書くとどう書くかわかる人?(わかる子がいれば黒板に書かせる)
(働く と板書)
ここ、人偏ですね。人が動くと書いて働くです。
でも、この「働く」という言葉、別の漢字も当てはめられます。
(傍楽 とゆっくり板書)
これで「はたらく」と読みます。どんな意味でしょう?(少し間をおく)
この「傍」という漢字は「そばにいる人」という意味です。
「そばにいる人を楽にする」と書いて「はたらく」なんですね。
先生は初めてこの漢字の「はたらく」に出合った時、人が動くと書いて働くではなくて、人のために動くのが働くなのだと気付かされました。
みなさんも、まずはそばにいる人を楽にしてあげられるような「傍楽」を目指し、いろんな人のために動けるような「働く」人に成長していってほしいです。(板書した漢字をそれぞれ指差しながら話す)
「はたらくって何だろう?」とこの話をきっかけに自分でも考えてみてください。】
いかがでしたか。
はたらくを「傍楽」という漢字で表現するところが面白かったです。
実際に子どもたちに話した時は、その後「はたらくキャンペーン」という活動につなげました。
自分の身の周りから、傍を楽にできるところを探してみましょう。
与える概念は抽象的でも、最後は必ず具体に落として自分事として考えて行動できるようにします。
この流れを基本ベースでもっていれば、何でもとっておきの話にできる可能性があります。
気になった方はぜひ実践してみてください。
ここまで読んでいただいたみなさん、ありがとうございました。
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