Twitterに、とっておきの話427「善は急げ 悪は…」の原稿をアップしました。
もう既に知っていると思っていることわざや慣用句の言葉に、実は続きの言葉があったなんてことはよくあることです。
今回の素材は、「善は急げ」の続きがあったという自分自身の発見をもとにしています。
みなさんもありませんか?
まだ言葉が続いていたの?ということ。
世の中にはこうした言葉は多く、実際によく目にするものとそうでないものに分かれます。
歌でもありますよね。1番の歌詞しか知らなかったけど、2番や3番の歌詞はそんな歌詞だったの?ってこと。
しかし、このようにあまり世間に知られていないところにこそ、素材となるような言葉が眠っているものです。
それでは原稿を読んでみましょう⇩
【(善は急げ と板書)
ぜんはいそげ と読みます。このことわざの意味は分かりますか?(何人か指名する)
良いことを思いついたら、すぐに始めるのが良いという教えです。
すぐに始めないと、だんだんとやる気がなくなっていき、先延ばしになっていってしまうものです。せっかく良いことなのに何もできずに終わってしまうのはもったいないです。
(悪は○○○ と板書)
実は、「善は急げ」の反対のことわざがあります。悪は…(間をおいてから)延べよ、です。
(悪は延べよ と板書)
延べよ、には、「延」という漢字が使われています。延長するという意味です。
悪いことを思いついたら、すぐに実行するのではなく、少し先へ延ばしなさいという教えです。そのうちやる気がなくなり、悪いことをしないですむという訳です。
(善は急げ 悪は延べよ と提示)
人間ですから、良いことも悪いことも思いつきます。
まずは良いことを思いついたのか、悪いことを思いついたのか、どちらなのかを自分で判断できるようになってください。そして、このことわざを思い出してみてください。
最後にみんなで言ってみましょう。さんはい。
「善は急げ! 悪は延べよ!」】
いかがでしたか?
「善は急げ」の続きに「悪は延べよ」があったなんて。
みなさんはご存知でしたか?
善悪の判断は人生においてずっと付き纏うものです。
何がよくて何が悪いのか。それを決めるのは自分自身です。
善悪の判断について子どもたちに語ることは、子どもたちが自分の人生を自分自身の判断によって歩んでいってほしいという願いを込めることです。
誰かに言われたからではなく、自分で判断した道だから自信をもって人生を歩めるような大人に育ってほしいです。
気になった方はぜひ実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々、ありがとうございました。
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