2022年6月16日木曜日

とっておきの話405「その気になって やればできる」の裏話

Twitterに、とっておきの話405「その気になって やればできる」の原稿をアップしました。

とっておきの話405「その気になって やればできる」の原稿



やればできる

と聞くと最近テレビで話題のこの芸人さんが思い浮かびます。



ティモンディの高岸さんですね。

気になって調べてみたら、実は「やればできる」という言葉は「やれば成功する」という意味ではないそうです。

以下、ネットから引用したインタビュー記事です↓


高岸、「やればできる」に込めた本当の意味を明かす!「"やれば成功する"ではなくて…」

インタビュアーの首藤奈知子アナウンサーが、「『やればできる』って言われて、でも、達成できなかったりとか、なんか努力したのに報われないとか」と話を振ります。

すると、前田さんは「昔はちょっとまあ『やればできる』って言葉どおりに考えて、やってはいた部分もあるんですけど。今含め、だんだんと自分に自信をつけるための言葉として捉えてるっていう感じですかね」と持論を展開。

一方で、高岸さんは「僕の『やればできる』っていうのは『やれば成功する』ではなくて『やれば成長できる』よねっていう思いを込めていまして」と言葉に込めた本当の意味を解説。

また、高岸さんは自身の体験を踏まえて「で、それプラス『やればできる』と前向きに取り組む事が、よりよい結果にも結び付きやすいよねっていう意味でもあるんですけど。それはまあ僕自身、一生懸命練習したけど、決勝で負けて甲子園に行けなかった。でも、成長は確実にできたっていう体験があるんで」とコメント。

さらに、「でも、成長はできているんで、ここはもう自信持って言えるところですかね。やってわかったことっていうのは、すごいいっぱいあるので。ここはもう自信持ってこれからも言えます。応援する身として届けたいなという意味で、『やればできる』は『成長できるよ』という気持ちを込めて伝えています」と、改めて「やればできる」に込めた思いを力説しました。



つまり、「やればできる」という言葉だけだと足りないことってあるんですよね。

それは本当の意味の解説が足りない時もあれば、今回の話のように前段階の言葉が足りないこともあります。


それでは原稿を読んでみましょう⇩


(やればできる と板書)

 よく、やればできるという言葉を聞きませんか?

 みなさんも、やればできる!と自分に言い聞かせたことがあるかもしれません。

 しかし、この「やればできる」という言葉だけでは・・・足りないんです。

 どういうことだか説明できますか?(しばらく間をおく)



 (その気になって を前に付け加えて板書)

 読んでみましょう。さんはい。

 「その気になって」と「やればできる」。この2つがセットにならないといけないのです。

 3つのパターンを見ていきましょう。


 1つ目。その気にならずやればできる。これはありえませんね。

 その気にならないとやれないですから。まずはその気になることが大事なのです。

 2つ目。その気になっているけどやらない。これはもったいないですよね。

 口だけの人にならず、行動に移したいものです。

 3つ目。その気になってやればできる。これが一番良いパターンです。

 気持ちが高まり、行動もしている。



 みなさんも、その気になっていないことはありませんか?

 そんな人は、気持ちを高める訓練をしていきましょう。

 行動に移せていないことはありませんか?

 そんな人は、ぜひ行動に移す挑戦をしていきましょう。

 気持ちも行動力も高めていける人には、「できる」未来が待っているはずです。



いかがでしたか?


これを言った人が、ノーベル賞受賞者の小柴昌俊さんです。



「その気になって」初めて「やればできる」につながるのですね。

この視点無くして思考停止状態の「やればできる」を多用するのは危険です。

見通し無くやり、成功を求めてやり・・・となると「できない」未来が待っているだけです。その先には、「やってもできないじゃないか」という諦めや絶望につながってしまいます。


まずは「その気になって」からやってみること。

成功ではなく、成長するためにやること。


この2つを意識するだけで、

その気になって やれば成長できる

というぶれない軸ができあがった状態で行動に移せるでしょう。



気になった方はぜひ実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

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