2022年6月15日水曜日

とっておきの話404「努力の上の辛抱という棒を立てろ」の裏話

Twitterに、とっておきの話404「努力の上の辛抱という棒を立てろ」の原稿をアップしました。

とっておきの話404「努力の上の辛抱という棒を立てろ」の原稿



努力をテーマにしたエピソード素材は世の中に多く溢れています。

私もこうした小話づくりを継続していると、本当に多くの素材に出合います。

しかし、「努力」は目的ではなく過程です。

「努力」をゴールだと勘違いして報われないことに嘆くような考え方では自己実現は遠ざかるでしょう。


そこで、「努力の先」について考える視点が大切になります。

今回の小話は、努力の先まで視野を広げてくれるような内容です。



それでは原稿を読んでみましょう⇩


(一念発起 と板書)

 いきなり難しい四字熟語ですが、これは「いちねんほっき」と読み、何かをやろうと決心した時に使う言葉です。みなさんも、よし、やろう!と決心したこと、ありますか?

(→実行、努力 と追加)

 やろう!実行するぞと決めたからにはそこから努力することが大切です。

 努力は報われる。努力をすれば夢が叶うという話をよく聞きますよね。

(→ と追加)

 しかし、努力の先があるのを知っていますか?





 ワイドショーの司会、映画やドラマでも活躍したタレントの桂小金治(かつらこきんじ)さんは、お父さんからある日、こんなことを言われたそうです。(次の言葉を提示)

一念発起は誰でもする。

実行、努力までならみんなする。

そこでやめたらどんぐりの背比べで終わりなんだ。

一歩抜きんでるには努力の上の辛抱という棒を立てるんだよ。

この棒に花が咲くんだ。

みなさんは今、努力していることはありますか?

 そこでやめたらまだまだです。

 (努力の上に辛抱という棒を立てろ と板書)

「辛抱」と聞くと辛いかもしれませんが、そこまでがんばった人にこそ、幸せの花が咲くのかもしれませんね。


いかがでしたか?


努力の上の辛抱という棒を立てろ


昔ながらの表現ではありますが、努力の先があると提示してくれる内容ですよね。

「棒を立てろ」という表現がいかにも決意がにじみ出ているようなイメージです。


いつの間にか、「辛抱強い」という言葉があまり使われなくなったような気がします。

もう死語なのでしょうか。

今の時代、「辛抱」は悪いイメージとして扱われがちですが、本来は「努力の先のさらに乗り越えるもの」として乗り越えた先に幸せをもたらすスパイスであるはずです。


見せかけの努力だけで満足せず、努力の先の辛抱まで乗り越えて幸せを手に入れる。

美しい姿がそこにある気がするのです。


こうした昔ながらの考え方も、温故知新で今の時代の子どもたちに伝えていきたいです。

理解するのが難しくても、種をまくことが大切です。



気になった方はぜひ実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

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