Twitterに、とっておきの話396「所詮10%」の原稿をアップしました。
スポーツの試合を見ていると、一人だけすごいプレイヤーがいてもチームとしては勝てないことが多々あります。
それは、一人の力だけでは限界があることを証明しているようです。
スポーツに限らず、人は一人では発揮できない力というものがあります。
だからこそ、協力することが大切なのです。
どれだけその人に他と違う能力があっても、協力が得られなければ最大限に発揮することは難しいでしょう。
自分だけでなく、仲間にも目を向けて協力の大切さを考えるきっかけとして、今回の小話は有効に働くでしょう。
それでは原稿を読んでみましょう⇩
【(チームにいる一人 と板書)
チームにすごい人がいると,そのチーム自体もすごくなるようなイメージがありますが,そういう訳でもありません。
一人だけ強くても,そのチームは試合に勝てないものです。
むしろ,その一人に勝てない実力でも,みんなで力を出し合ったチームは試合に勝てるものです。先生はバスケが好きなのですが,本当にそうだなと思います。
こんな言葉があります。
一人の力は所詮10%
どんなにすごい人がチームにいても,その人の力は所詮10%だということです。
残りの90%は,その人以外の人が力を合わせてチームプレーができるかどうかなのです。
学級も一緒です。
よく先生は,半分は先生,半分はみんなの力だよという話をします。
しかし,実際は先生一人では,半分どころか所詮10%の力でしかないのです。
だからこそ,人は助け合うことが大切なのです。
一人では10%しか出せない力も,みんなで協力することで100%以上の力が出せるのです。
一人のすごい人に頼ってばかりのチームではなく,みんなで助け合えるチームにしていきましょう。一人でできることなんて,所詮10%なのですから。】
いかがでしたか?
一人の力はどれだけすごい人でも所詮10%と考えると、いかに協力することが大切なのかが分かりやすいですよね。
このように具体的な数字で提示されるとイメージがしやすいです。
一人でできることなんて所詮10%、でも、みんなで協力すれば100%以上の力が出せる。
そんな風に伝えられる協力の大切さは聞き手の心に響くでしょう。
学級経営の上手な先生というのは、子どもへの言葉かけに長けています。
同じ「協力」というテーマでも、考え方を柔らかくもち、様々なアプローチで伝えることによって子どもの心に訴えかける伝え方ができるのです。
そんな心に灯をつける先生に、子どもたちは付いていきます。
気になった方はぜひ実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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