2022年5月18日水曜日

とっておきの話395「オセロの白色を置く」の裏話

 Twitterに、とっておきの話395「オセロの白色を置く」の原稿をアップしました。

とっておきの話395「オセロの白色を置く」の原稿


人生の中で不幸が続く時期は誰しもあります。

しかし、その不幸はいつまでも続く訳ではありません。


どんなに苦しいことが続いたとしても、いつかは苦しみが晴れる時が来るのです。

それを「リベンジ」と呼ぶ人もいれば、「大逆転」と呼ぶ人もいますよね。


人によっていつ不幸が訪れ、いつ幸せが訪れるのかはそれぞれです。

しかし、大事なのはタイミングではなく、「生きていてよかった」と最後に思えるかどうかです。


今回の小話は、「生きていてよかった」と思えるような比喩表現が素材。

オセロの黒と白です。


それでは原稿を読んでみましょう⇩


(オセロ と板書)

みなさんは,オセロを知っていますか?

こんなゲームです。(画像を見せる。必要に応じて軽く説明する。)

 


このオセロを人生に喩えた話があります。


みなさんも,人生でうれしい時も,悲しい時もありますよね。

悲しい時は黒,うれしい時は白というイメージで今からの話を聞いてください。



(ゆっくり以下の文を読み聞かせる)

お母さんのお腹に宿ったあの日,あなたはオセロでいうと白色を置いてきました。そして,その後,いろんなことがあって黒を置いた日があったかもしれませんし,もしかしたら昨日,黒を置いたかもしれません。だけど,あの日,白を置いてきたから,今日,白を置けば全てが白に変わります。あの日のあの辛かったことも,嫌だったことも,怒ったこともです。全てが白に変わります。

まだ黒を置いている人もいるかも知れません。その人も,「生きててよかった」って日が必ず訪れます。その日,白が置ければ,あなたの過去は全て意味のあるものに変わっていきます。



今,みなさんのオセロは白が多いですか?黒が多いですか?

黒が多いという人も大丈夫。

白を置いていきましょう。そうすれば,辛かったことも,嫌だったことも,怒ったことも,いつか良い思い出として意味のあるものに変わっていくはずです。


「生きていてよかった」と誰もが思えるような世の中でありたいですよね。


いかがでしたか?


言葉で長々と伝えるよりも、こうした比喩表現で伝えた方が分かりやすいことがあります。

聞き手がもし、オセロが好きな子であれば尚更伝わりやすいでしょう。


イメージがしやすい比喩表現というのは考え方を伝えやすくする効果が生まれます。


今自分は、オセロの黒色が多い状態なのか、白色が多い状態なのか。

そう考えると、今の自分の状態を客観的に振り返ることができます。


白色を置くイメージも明確ですよね。

オセロに喩えるとは上手い比喩表現だと思います。



気になった方はぜひ実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

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