Twitterに、とっておきの話390「3分の1で考える」の原稿をアップしました。
ここから先紹介するいくつかの小話は、前回紹介した金大竜先生の書籍からヒントを得て素材としています。
一人の先生の教育観に浸りながら小話を作るのは学びになります。
今回の小話は、偏って考えないために意識したいことがテーマです。
それでは原稿を読んでみましょう⇩
【(3つのことを考えている と板書)
学校に通うみなさんは,いつも3つのことを考えていると思います。
みなさんがよく考えているのは,次の3つのうち,どれですか?
① 自分のこと
② クラスメイトのこと
③ 学校全体のこと
この3つは,どれかが偏って考えていてはいけません。
① の自分のことばかり考えている人は,自分勝手な人になります。
② のクラスメイトのことばかり考えている人は,自分を大切にできず,追い込んでしまう人に。
③ の学校全体のことばかり考えている人は,自分の身の回りのことが雑な人になります。
偏らないために,それぞれ3分の1で考えると良いです。
自分が3分の1,クラスメイトが3分の1,学校全体のこと3分の1。そうして1にするという考え方をしてみましょう。
あまり考えていなかったことがあったら,このバランスになるように考えてみれはどうでしょう。自分もクラスメイトも学校全体も大切にできる人になってくださいね。】
いかがでしたか?
学校に通う子どもたちの頭の中を覗いているような感覚がしませんでしたか?
実際にあなたが目の前にしている子どもたちは思考の偏りをしていませんか?
そうです。
この思考の偏りを上手く表現したのが金先生の次の言葉⇩
「自分が3分の1、クラスメイトが3分の1、学校全体のこと3分の1。そうして1にするという考え方をしてみましょう。」
つまり、バランス良く考えられると、自分勝手な人にも、追い込んでしまう人にも、雑な人にもならないで気持ち良く学校生活を送ることができるよ、というメッセージなのです。
実際に子どもたちへこの小話をしてみると、「自分は○○に偏っていたかも」というつぶやきが聞こえてきます。
このように自覚することで、行動改善へと結び付いていきます。
気になった方はぜひ実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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