Twitterに、とっておきの話378「悔いのない準備をして」の原稿をアップしました。
新聞を読んでいると、スポーツ選手や芸能人のインタビュー記事が載っていることがあります。
その時、見出しの言葉から素材が見つかることもありますが、内容をよく読んでみると思わぬ素材に出合うこともあります。
今回の素材は、そんな見出し以外で見つけた言葉や考え方です。
テーマは「悔いのない」「後悔」です。
みなさんは、何か後悔をした経験がありますか?
反省とは違って後悔はネガティブなイメージが付き纏いますよね。
しかし、「悔いのない」という表現をすることでポジティブに変換できます。
今回のとっておきの話は「悔いのない」に続く思わぬ言葉を楽しみながら読んでみてください。
それでは原稿を読んでみましょう⇩
【 (悔いのない と板書)
悔いのない,とは,悔しい気持ちを残さないという意味です。
この言葉を使う時,悔いのない○○の○○には何が入るでしょう?
(少し間をおく)
例えば,こんなふうに使います。
(以下のように,いくつか例示する)
悔いのない試合
悔いのない大会
悔いのない試験
悔いのない本番
悔いのない学校生活 など
では,こんな使い方は聞いたことがありますか?
(悔いのない準備 と提示)
みなさんは,準備をする時に悔しい気持ちを残してきたと思ったことはありますか?
意識していないとなかなかそんな気持ちにはなれませんよね。
でも,この言葉を使ったのは,野球の日本代表選手を束ねる監督さんです。
この監督さんは,「いい準備をして」という言葉をよく使っているそうです。
みなさんは今,○○の準備中ですよね。(実態に合わせて○○の中身を変える)
悔いのない本番を迎えるためには,悔いのない準備が大切です。
今,みなさんは本当に悔いのない準備ができていますか?
もしこのままだと悔しい気持ちを残しそうなら,もう少し準備を大切にしてみましょう。】
いかがでしたか?
僕にとって「悔いのない」に続く言葉が「準備」だったことが一番印象的だったのです。
悔いのない準備をしているかどうか。という視点は確かに大切にしたいですね。
なぜここまで印象に残ったのかと振り返るとまた面白いです。
人はよく、「結果」に対して後悔をしますよね。
この「結果」というものの中に「準備」が入るという発想が無いんですよね。
だから意外に思ったのかもしれません。
「準備」は「過程」に含まれるものだというイメージが強いからです。
「過程」だと思っていた「準備」が実はそれも「結果」の一つとして見ることができ、そこに「悔いのない」という価値づけをすることができるのです。
これは作成当時、僕にとっての大きな発見でした。
この話をきっかけに、稲葉監督のように
「いい準備をして」
と子どもたちに声掛けをしながら、悔いのない準備を意識していきたいですね。
「その準備に悔いはない?」
という問いかけもしていいかもしれません。
とっておきの話はあくまできっかけ。
その後にどう声掛けしていくか、問いかけしていくかが大切です。
気になった方はぜひ実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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