Twitterに、とっておきの話371「ひとなる」の原稿をアップしました。
世の中には、「そんな略語があるのか!」と思わされるようなキャッチフレーズがいくつも存在します。
それらのフレーズは、そのままとっておきの話の合言葉となることも。
ただ、何の略語かだけでなく、そこにどんな意味が込められているのかやどんな人の想いが込められているのかまで調べ、素材としたいです。
耳馴染みが良い+意味や想いを理解している=行動につながる合言葉
これが合言葉の方程式です。
それでは原稿を読んでみましょう⇩
【(ひとなる と板書)
どういう意味の言葉か,わかりますか?
先生は,三河地方に住んでいる人ですが,これは三河地方の方言だそうです。全然知りませんでした。どういう意味かというと,
「人として一人前になる」
という意味だそうです。
この言葉は,ある日ポストに入っていた塾のチラシで見ました。
その塾を経営している塾長さんは,「ひとなる=人として一人前になる」ことをこんなふうに説明しています。
まずは,「いただきます」「ありがとう」という感謝の言葉は当たり前に言うことができ,「ごめんなさい」「大丈夫?」という他人を気遣える言葉を素直に言える子。
そして,「自分軸」をしっかり持ち,他人に流されることなく,臨機応変に生き抜く大人へ成長していくことです。
(難しい言葉もあるので,実態に合わせて言葉を簡単にしたり補足したりする)
(以下のようにわかりやすく提示)
① かんしゃのことばをあたりまえにいう。
② たにんをきづかえることばをすなおにいう。
③ ひとにながされず,どんなときもじぶんのかんがえをもっていきる。
みなさんは,この3つの「ひとなるポイント」,大切にしていますか?
大切にできる子は,将来「人として一人前になる」ことができますよ。
みなさんも,「ひとなる」を目指していきましょう。】
いかがでしたか?
今回の素材は、家のポストに投函されていたチラシです。
僕はこの塾を宣伝するつもりはありません。
しかし、こうしたチラシの中にも、意外と素材になるものが眠っているのです。
塾のチラシには、思わぬ塾長の理念が載っていることもあります。
その理念は、学校の先生として大事にしている教育理念と通じる部分もあるでしょう。
そこをつかみ取り、このように小話にする試みを今回はしてみました。
ひとなる=人として一人前になる
このキャッチーなフレーズを合言葉にするために、3つの「ひとなるポイント」というのを自分なりに補足しています。
つまり、何を意識したら合言葉に迫る行動ができるのかという視点を分かりやすく示すのです。
聞き手の実態によっては難しいことも、このように3つの分かりやすい視点を示すことでだいぶ柔らかい印象になり、「やってみよう」という気持ちを促します。
また、今後は3つのポイントを視点に出来ているかどうかのチェックをすることもできます。
行動指針となっていくのですね。
このように、小話をした後のことまで考え、話を組み立てることが大切です。
この小話をきっかけとして、ひとなる子がたくさん育つと幸いです。
気になった方はぜひ実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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