2022年1月8日土曜日

とっておきの話336「不名誉な世界一」の裏話

Twitterに、とっておきの話336「不名誉な世界一」の原稿をアップしました。

とっておきの話336「不名誉な世界一」の原稿



日本の魅力を知ろう

こんな日本賛美な言葉は今や溢れています。

クール・ジャパンと呼ばれるように、世界から見た日本の姿は良いものとして語られることが多いです。


その中には、「こんなことが世界一な日本」というアプローチで日本の魅力に迫っているものもあり、それは大抵

うれしい世界一

を伝えています。


しかし、今回のとっておきの話の素材は

うれしくない世界一

を伝えています。


このグラフをご覧ください⇩


果たしてこのグラフから読み取れる「うれしくない世界一」とはいったい何でしょう?


原稿を読んでみましょう⇩


【(日本の子どもが世界一 と板書)

ある日、テレビでこんな紹介がされていました。さて、何が世界一だと思いますか?(しばらく間をおく)


 正解は、こんなことが世界一でした。(次の言葉を板書)

日本の3才以下の子どもは、世界一寝ている時間が短い。


 この世界一、うれしいですか?(少し間をおく)


 3才以下の子どもは、「さて、今から寝よう」とか、「今日はたくさん寝るぞ」とか、「睡眠時間、短かったなぁ」とか思って自分で自分の寝ている時間を決めることはできませんよね。

 しかし、みなさんは自分で決めることができます。

 最近、毎日何時間くらい寝ていますか?(少し間をおく)

 日本を世界一にしてしまったのは、あなたの寝ている時間の短さのせいかもしれません。】




いかがでしたか?

日本人は睡眠時間が本当に少ない国だと言われています。

それは3才以下の子どもの比較からそう言えてしまうというのが、当時の私には衝撃的なデータでした。




ただ単純に「早寝をしましょうね」と言うのではなく、こうした素材を生かした小話によって早寝の大切さ、睡眠時間を確保することの大切さを訴えてみてはどうでしょうか?

切り口が新鮮であり、視覚的に訴えるグラフがあると聞き手の興味を惹くことができます。





気になった方はぜひ実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

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