2022年1月6日木曜日

とっておきの話334「次こそは、やさしく」の裏話

Twitterに、とっておきの話334「次こそは、やさしく」の原稿をアップしました。

とっておきの話334「次こそは、やさしく」の原稿



電車に乗る

という過程の中で、実はたくさんの広告に出合います。


それは駅のホーム、電柱、壁、・・・

そして、今回の素材は、電車の吊り革広告から見つけた言葉です。



ただ電車に乗っていた人と、

素材探しの時間として電車に乗っていた人と、

その差は歴然です。


前者からすると、後者が見つけた素材に対して

「え、そんなこと書いてあったの!?」

という反応をするでしょう。


同じものが視界に入っているはずなのに、キャッチできるかどうかはこの差に現れてきます。


それでは原稿を読んでみましょう⇩



【(下の画像を提示)



こんな広告、見たことがある人?(少し間をおく)

先生は電車の吊り革で発見しました。

その名も…(大人たばこ養成講座 と板書)

大人?たばこ?じゃぁ僕たち子どもには関係ないやって思うでしょ?

でもね、先生が注目したのはこの広告のタイトルではなく、隅っこに書いてあったこんな言葉。(次の言葉を板書)


 次こそは、     。


□に入る言葉は何でしょう?(数名指名)



 こんな言葉です。(下の画像を提示)

  




 みなさんも、「あの時やさしくしていれば…」という時はありませんか?

 今日はそんな時を思い出して、次こそはやさしくしたいことを書いてみましょう。

(「次こそは、やさしく。」と左下隅に書かれた紙を配り、書かせて終わる)】



「次こそは、やさしく。」

というフレーズが合言葉になりそうですね。


誰しも「あの時、やさしくしておけばよかった・・・」と思うことがありますよね。

大人も子どもも、「次こそは、やさしく。」というものがあるはずです。




ちなみに「次こそは、やさしく。」という言葉は、広告の全体から見ると隅っこの方に小さく書かれた言葉でした。

つまり、広告主からすると大きく見せたい言葉ではないのですね。

それでも、素材になるかどうかという視点で考えると、文字の配置や大きさは関係ないのです。

良いと思った言葉があったのなら、どんなに隅っこだろうと、どんなに小さい文字だろうと取り上げていきたいですよね。


今この記事を書きながら素材を見返してみると、

「一番そばにいる人に、僕らは一番やさしくしているだろうか。」

という言葉も素材になり、新たなとっておきの話を1つ作れそうですね。


ポスターはどこに注目するか、どこを切り取るかによっていかようにも話が作れる素材です。




気になった方はぜひ実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。


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