Twitterに、とっておきの話333「その言葉、必要?」の原稿をアップしました。
貼り紙
掲示物
というのは、探してみると本当に至る壁に貼られているものです。
電車のホームや電柱、トイレの壁など。
今回の素材はトイレで見つけた貼り紙です。
いつもと方向性が違うのは、
その言葉、必要?
と考えさせたい部分があることです。
まずは原稿を読んでみましょう⇩
【最近、あるスーパーマーケットのトイレで面白い貼り紙を見つけました。
どんな貼り紙か、見てみたいですか?(少し間をおく)
こんな貼り紙です。(下の画像を提示)
この隠れているところに書かれていた言葉が面白いのです。どんな言葉だと思いますか?
こんな言葉です。(下の画像を提示)
「このトイレは従業員も使わせていただいております。」お店の人もトイレを使いますってことですね。どうしてこんなことをわざわざ書く必要があると思いますか?(数名指名。近くの席で話し合わせてもよい)
でもね、その下には、さらに面白い言葉が書いてありました。(下の画像を提示)
「その際の、ごあいさつは控えさせていただきます」トイレを使う時、お店の人はお客さんにあいさつをしないってことだね。どうしてこんなことを書く必要があると思いますか?(数名指名。近くの席で話し合わせてもよい)
(書く必要がない という意見も大いに取り上げ、全体での話し合いに生かして終わりたい)】
僕はこの貼り紙を見た瞬間、
その言葉、必要?
と直感的に思いました。
まず、「このトイレは従業員も使わせていただいております。」
という言葉、必要?と思いました。
従業員含め、使ってもいいじゃないですか。
お客さん用と区切る意味って何でしょうね?
または従業員も使うことを示すことで清潔に使っているかどうか見れますよというメッセージなのでしょうか。
次に、「その際の、ごあいさつは控えさせていただきます。」
という言葉、必要?と思いました。
ごあいさつの中身によりますよね。
普通の「こんにちは」「いらっしゃいませ」のあいさつはしてもいいのではないかと思うのですが・・・
お客さんから従業員だと分かってしまうとまずいことでもあるのでしょうか?
これらの言葉から、従業員とお客さんとの間の関係性に変な違和感を感じたのです。
その言葉、必要?
これをそのまま子どもたちと一緒に考えてみようと思い、とっておきの話にしました。
というわけで、このとっておきの話のねらいは
その言葉、必要?
という視点を身に付けることです。
世の中の貼り紙や掲示物の言葉は、あたかも全て良い言葉なように書かれています。
しかし、「その言葉、必要?」という視点をもつことで、物事を慎重に見極める姿勢が身につきます。
それが道徳的姿勢にもつながります。
気になった方はぜひ実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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