Twitterに、とっておきの話351「どんなふうに言うことば?」の原稿をアップしました。
ありがとう
ごめんなさい
おかげさま
これらの良いとされている言葉、みなさんはどんなふうに言っていますか?
今回のとっておきの話は、「何が良いか」ではなく、「どうしたら良いか」を問う話です。
WhatではなくHowです。
Whatばかり問う話だと、分かっているようで実際に行動が伴わない場合があります。
今回のようなHowを問う話をすると、具体的な行動指針が見えてきます。
それでは原稿を読んでみましょう⇩
【みなさんは、このことば、言ったことがありますか?
(「ありがとう」「ごめんなさい」「おかげさま」を順番に提示し、反応を待つ)
このことばは、いいことばですか?わるいことばですか?
(どちらかに手をあげさせる)
それぞれ、どんなふうに言うと、いいことばになるか、考えたことはありますか?
先生は最近、なるほど~と思ったものに出合いました。紹介します。
ありがとう ( ) いいことば
ごめんなさい ( ) いいことば
おかげさま ( ) いいことば
( )にはそれぞれ、どんなふうに言うのかが書いてあります。何だと思いますか?
(少し間をおいてから、順に紹介する)
ありがとう どれだけ言っても いいことば
ごめんなさい 早く言ったら いいことば
おかげさま いつも言えたら いいことば
ありがとうは、どれだけ言ってもいいことば。どんどん言いましょう。
ごめんなさいは 早く言ったらいいことば。謝らないといけない時は早く言えるといいですね。
おかげさまは、いつも言えたらいいことば。○○のおかげでという気持ちはいつももっていたいですね。
実は、今紹介したものを作ったのは、小学4年生の男の子です。
みんなも気を付けて言ってみたら、どうしてこんなふうに言うと「いいことば」になるのか、わかるかもしれませんね。】
いかがでしたか?
参考文献は、平成27年度「楽しい子育て全国キャンペーン」~家庭で話そう!我が家のルール・家族のきずな・命の大切さ~三行詩優秀作品 佳作作品 小学生の部です。
こうした作文入賞作品からは、様々な素材を得られますし、いつもと違う切り口のものが多いです。
大人である私も新鮮な気持ちで受け止められる作品があります。
また、小学生が書いているからこそ、説得力が増す場合があります。
小学生から学べることって意外と多いですよ。
当時、この素材に出合った時は、世の中でいいことばとされているものに対する考え方に新しい道を示してくれたような気持ちになりました。
例えば「ありがとう」という言葉。
ありがとうと言うことが大切なのは聞き手も重々承知でしょう。
そこから一歩踏み込み、どのようにありがとうと言うかを考えさせることで、聞き手の思考を活性化することができます。
ありがとうと言おう。それだけでは聞き慣れていて思考停止になるのです。
聞き手の思考停止を防ぎ、いかに思考を刺激するか。
それがとっておきの話では大切なのです。
今回のとっておきの話は、さらに発展させて違う言葉の言い方を考えるのも面白いと思います。
いただきます
ごちそうさま
さよなら
こんにちは
等です。それぞれみなさんはどんなふうに言うことばだと思いますか?
Howを考えてみると違った受け止め方ができる言葉たちでしょう。
気になった方はぜひ実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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