2021年12月26日日曜日

とっておきの話326「キープオンゴーイング」の裏話

Twitterに、とっておきの話326「キープオンゴーイング」の原稿をアップしました。

とっておきの話326「キープオンゴーイング」の原稿



日野原重明さんは、僕が本で出会ったお医者さんの中で一番その生き方を尊敬している先生です。

生と死。人生。

人間が生きることの根本として大切にすることは何なのか。

日野原先生に影響を受けて考える機会がたくさんありました。


そんな日野原先生の訃報が届き、遺作として本が出版されることになりました。

当時の新聞広告を見て、ある言葉に目が留まりました。

実際に本書を読んでみると、まさに日野原先生らしい言葉で人生を締めくくっているような雰囲気が伝わってきました。



それでは原稿を読んでみましょう⇩


【(キープオンゴーイング と板書)

英語の言葉ですが、あえてカタカナで書きました。

どんな意味かは、これから紹介するものを見ればわかります。

(次の言葉を提示)


私の長い人生が終わろうとしているけれども、

私の人生だけではなくて、

これから人生をまだまだ長く続けていくあなた達と一緒に、

どのように受け継いでいくか……、


感謝に満ちた気持ちで、

キープオンゴーイング。


□□□□□□を、

私達は続けなくちゃならない。

みなさんの思いを合わせて、

なおこの旅を続けていこうではありませんか。


行きましょう。

キープオンゴーイング。


(日野原重明さんの写真を提示)


これは、105歳まで長生きをしたお医者さん、日野原重明さんの死ぬ前の最後の言葉と呼ばれているものです。

□の中に入る言葉が、キープオンゴーイングの意味を表しています。

日野原さんは何を私達は続けなくちゃならないと言っているのでしょう?

(少し間をおく)


□にはこんな言葉が入ります。

(前進また前進 と板書)

 何歳になっても前進し続けなくちゃならない。

実際に日野原さんは死ぬ直前まで、いろんなことに挑戦し、少しでも長生きするように努力し、世の中のために活躍し続けた人としても有名です。

みなさんも何歳になっても、前進また前進を続ける人になってくださいね。

(Keep on going! と板書)】



実際にとっておきの話として披露する際は、日野原先生が具体的にどんな活躍をされたのかも併せて紹介できると、キープオンゴーイングの背景が理解できます。

人生を全うするというのは口で言うのは簡単ですが、それを死ぬ直前まで実行するというのは感服の念しかありません。


自分は何をキープオンゴーイングしていくのか。

自分にとってのキープオンゴーイングは何か。

自問自答するきっかけとなればと思います。



キープオンゴーイング

この言葉自体、キーフレーズになっていますよね。

合言葉になりやすいです。



気になった方はぜひ実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

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