Twitterに、とっておきの話325「14歳の言葉?」の原稿をアップしました。
若者の力というのは時として驚かされます。
特に、まだ学生と呼ばれるような10代の活躍には目を見張るものがあります。
ある日の新聞広告で見つけた14歳の言葉を素材にしました。
当時の僕の感覚では、「まだ14歳なのに?」という印象が強かったのだと思います。
今の感覚では、14歳は十分に大人な考え方ができる人がたくさんいますね。
それだけすごい10代に出会ってきたからこそ身に付けた感覚です。
それでは原稿を読んでみましょう⇩
【(次の写真を提示)
ある日の新聞広告に、こんなものを見つけました。
「文学界に、驚異のスーパー中学生現る!」
「14歳の誕生日に小説家デビュー!たちまちメディアで話題騒然!!」
なんとこの鈴木るりかさん、14歳で初めての小説の本を出してしまっただけでなく、その本が本屋さんでの売り上げランキング1位を勝ち取ったというのだから驚きです。
でも、先生が一番驚いたのは、別のことでした。これです。
(次の写真を提示)
「 」に入る言葉は何だと思いますか?(少し間をおく)
正解は、こちら。(次の言葉を板書)
「どんな時でも光はある」この言葉から生まれたお話です 鈴木るりか
どんな時でも光はある。
わずか14歳でも大人をドキッとさせるような言葉から初めての小説を作り上げたそうです。
言葉に力があると思いませんか?
みなさんも素敵な言葉をたくさん使っているうちに、いつの日か周りの人をドキッとさせる言葉を使う力が身に付くことでしょう。】
いかがでしたか?
素材となった新聞広告との向き合い方を今回のブログ記事では紹介したいと思います。
元々、広告というのはターゲット層に向けて伝わりやすくなるように書かれています。
今回の素材でいうと、「文学界に、驚異のスーパー中学生、現る!」という言葉が大きく書かれています。
これは、普段から文学に親しんでいる人に向けて大きく見せたいという意図があるのですね。
しかし、とっておきの話の素材にする際、こうした目立つ言葉ではないところに素材となるヒントが隠されていることがあります。
今回注目したのは、中学生の鈴木るりかさんのセリフ、
「どんな時でも光はある」
という言葉でした。
これをまだ14歳のるりかさんが発しているということに価値があると考えました。
新聞広告全体から見ると、見逃してしまうような小さい文字。
しかし、そこを見逃さず、価値を見出すことで生まれる素材もあるのです。
素材というのは、インパクトのあるものだけではないのです。
何に出合うかは大事です。
しかし、その後どこに注目し、どう価値づけるのかも素材探しにおいて重要です。
気になった方はぜひ実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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