2021年12月22日水曜日

とっておきの話323「たこやき屋さんがつくった場所」の裏話

Twitterに、とっておきの話323「たこやき屋さんがつくった場所」の原稿をアップしました。

とっておきの話323「たこやき屋さんがつくった場所」の原稿



素材との出合いは突然に。

当時住んでいたマンションのポストに、あるチラシが投函されていました。

そのチラシがそのまま素材となりました。


チラシ広告なんて気にも留めていない方も多いと思います。

しかし、素材探しを続けていると、こんなチラシ広告にも

「素材となる言葉や写真はないかな?」

と自然に探してしまうのです。

これは習慣化の力ですね。


今回素材にしたチラシ広告は、一見するとたこやき屋さん開業のお知らせです。

しかし、「何のために」開業したのかという部分で面白さがありました。

それでは原稿を読んでみましょう⇩



【ポストに入っていたある広告

 (次の写真を提示)

 


 ある日、先生が住んでいるマンションのポストに、こんな小さな広告の紙が入っていました。

 よ~く見ると、何屋さんの広告なのかが分かりますね。

□の中にはどんな言葉が入ると思いますか?(しばらく間をおく)


 たこやき屋のいくみおばさんがつくった場所、それは…

みなさんと楽しくおしゃべりできる場所 と板書)

(次の写真を提示)

 



 たこやき屋さんだから、たこやきを食べることができる場所と思いきや、どんなお客さんが来るかも分からないのに、お客さんと楽しくおしゃべりできる場所にしたいと言ういくみおばさんに驚かされました。

 みなさんは、「楽しくおしゃべりできる場所」がありますか?】



たこやき屋さんなのに開業の目的は「楽しくおしゃべりできる場所づくり」という点に惹かれるものがありました。

このご時世、おしゃべりできる場所というのは地域から消えていってしまっていないかなという不安もありますよね。

そんな背景も含め、学校に通う子どもたちにとっても「楽しくおしゃべりできる場所」を意識することは大切だと考えました。

意外と意識してみると数えられるくらいかもしれません。

だからこそ、そうした自分にとっての居場所を大切にしたいですね。



今回の素材との出合いは、非常に刹那的ですよね。

その日に投函されたチラシは、その日に見て素材としてとっておきの話にしないと過ぎていくものです。

そこをキャッチできるかどうかはなんだかとっておきの話クリエイターとして試されたような気分でした。




気になった方はぜひ実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

0 件のコメント:

コメントを投稿

とっておきの話524「Win WinとLose Lose」の裏話

  Xに、とっておきの話524「Win WinとLose Lose」の原稿をアップしました。 とっておきの話524「Win WinとLose Lose」の原稿 三方良し という言葉が個人的には好きなのですが、今の時代は「ウィンウィン(Win Win)」という言葉の方が聞き馴染みが...