2021年12月19日日曜日

とっておきの話320「むきだしの臓器です」の裏話

Twitterに、とっておきの話320「むきだしの臓器です」の原稿をアップしました。

とっておきの話320「むきだしの臓器です」の原稿



今回のとっておきの話は、ポスター素材が元になっています。

メガネを作っている会社だからこその独特な表現に惹かれました。

その魅力については後述するとして、まずは原稿を読んでみましょう⇩



【(臓器 ぞうき と提示)

みなさんは,臓器と聞いて何を思い浮かべますか?

(臓器の意味がわからない場合もあるので,簡単に説明や例示をする)

胃や腸,心臓,肺などが臓器ですよね。


 こんな広告を見つけました。

 □は,むきだしの臓器です。

 □には,ある臓器が入ります。でも,みなさんが思い浮かべた臓器のどれでもないです。

(目が臓器であるとわかっている子どもは少ないことが予想される。意見として出ている場合は,「むきだし」を□にするのもあり)

 何が入ると思いますか?(少し間をおく)

 正解を発表しますね。(下の画像とともに正解発表)

 




 臓器と聞くと,体の中にあるものというイメージがあります。

 でも,目は体の外へむきだしになっています。物が当たって目が見えなくなるなんてこともあります。目をこすりすぎて傷つけることもあります。

 みなさんは,目を大切にしていますか?むきだしの臓器ですから気をつけてくださいね。

 もう一度広告を見てみましょう。ここを読んでみましょう。

(下部の言葉を復唱して終える)

みえる,をまもる。】




いかがでしか?


この素材の魅力の一つ目は、「臓器」という言葉のイメージのギャップですね。

臓器と聞いて、目を連想する人はなかなかいません。

連想したとしても、一番に思いつく人はもっといないでしょう。

だからこそ、「目は、むきだしの臓器です」という言葉に力がありますよね。




この言葉だけでも印象的なのに、魅力の二つ目としてこの絵のインパクトがあります。

がいこつにメガネがかけてある。

まさにむきだしの臓器を表現していますよね。




そして、三つ目の魅力としては「みえる、をまもる。」というキーフレーズです。

これが聞き手にとって合言葉になる可能性を秘めて居ます。

このように、細分化して見ると随所に魅力的な部分が見つかる素材もあります。

どう扱うかは作り手次第ですが、だからこそ面白い素材と言えます。




気になった方はぜひ実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

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