Twitterに、とっておきの話285「人が一叩きする音。それが・・・」の原稿をアップしました。
とっておきの話285「人が一叩きする音。それが・・・」の原稿
今回のとっておきの話のテーマは、
命
です。
命の学習、命の授業、命の話・・・
学校では必ず行われるテーマですよね。
だからこそ、軽んじて受け取られたくないという思いがあります。
今回のとっておきの話では、命を少し変わった視点から捉えます。
そこをきっかけにして、改めてこうした命について考える機会を大切にしてほしいと思います。
だからこそ、原稿では次のような入り方をします。
【みなさんは、「命を大切にしましょう」という話を今まで何回聞きましたか?
命を大切にしないといけないことは分かっていると思いますが、今日はちょっと変わった命の話をします。
(命 と板書)
実は、「命」という漢字をよ~く見ると、面白いんですよ。】
ここで言う面白いというのは、興味深いという意味で使っています。
語弊を生むようでしたら、別の言葉に変えて大丈夫です。
さて、ここからが本題⇩
【(人 一 叩 と板書)
「命」という漢字を3つに分解してみると、こんなふうになります。
「人」はあなたたち人間のことを言います。
「一」は数字の1を漢字にした形です。
「叩」は「叩く」という意味です。
人間が一回一回叩いている。これ、何のことだか分かる人?(数名指名)
そうなんです。これは、心臓の動きのことなんです。
あなたたちの呼吸の連続。すって、はいて、またすって…の繰り返し、これが命なんです。】
「命」という漢字を3つに分解すると、実は心臓の鼓動につながっていることが分かる。
この新しい気づきは興味深いですよね。
とっておきの話の終盤では、より命を感じられるように、黙想のような形で1分間深呼吸する時間を設けています。
「心臓のある場所に手を当てて」が特に大事な部分で、五感を使って命を捉える時間にしようというねらいがあります。
【それではみなさん、自分の命を感じてみましょう。
心臓のある場所に手を当ててごらん。
そして、目をつむって、静かに1分間、深呼吸を繰り返してみましょう。
はい、始め。(1分間深呼吸)
やめ。どうですか?
あなたの命の音が聞こえましたか?
では、改めて言わせてもらうね。
「命を大切にしましょう」】
最初のフリと最後のオチをつなげるのも、話の組み立て方や話し方のテクニックの1つです。
まとまりよく話せるんですね。
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