2021年11月3日水曜日

とっておきの話284「五十音に隠れた2つの秘密」の裏話

Twitterに、とっておきの話284「五十音に隠れた2つの秘密」の原稿をアップしました。

とっておきの話284「五十音に隠れた2つの秘密」の原稿



今回の素材は、五十音です。



【みなさんは、五十音を言えますよね。

「あいうえお」から始まって「わをん」で終わるあれです。


さぁ言ってみましょう。

さんはい。(五十音を全員に言わせる)

さて、何か気付いた人はいませんか?(少し間をおく)

実は、五十音には2つの秘密が隠されているんです。

何だと思いますか?(少し間をおく)

 


愛から始まる

五十音は「あい」から始まりますよね。

漢字にすると「愛」です。

最初のたった2文字でもう素敵な言葉ですよね。

例えば英語の最初の2文字を書いてみると…

 ABです。

特に意味のある言葉にはなりませんよね。

でも、日本語は「愛」なんです。


恩で終わる

 五十音の最後は「わをん」。

「をん」を「おん」と読むと漢字にすると「恩」になります。

恩返し、恩送りの「恩」です。

これも素敵な言葉ですよね。

例えば英語の最後の2文字を書いてみると…


YZです。

特に意味はないですよね。


愛で始まり、恩で終わる言葉。

それが五十音で、あなたたちが何気なく使っている日本語です。

こんなに美しい言葉を使っているのですから、それにふさわしい日本人になりたいですね。】



今回のとっておきの話からは、2つの発見が得られます。

1つ目は、「あい=愛」で始まるということ。

2つ目は、「をん=恩」で終わるということ。

言われてみればそうですよね。


言っていることは何も特別な訳ではありません。

五十音の表を見れば一目瞭然ですし、「あい=愛」「をん=恩」と変換するのは見方によってはこじつけのように感じる人もいるでしょう。


しかし、日本人はこの五十音をもとに日本語を使っている訳です。

普段何気なく使っている日本語のもととなる五十音にこんな秘密が隠されていたと気づくだけでも、面白くないですか?

試しに、アルファベットのABとYZが変換できるかというと、できません。

これは当たり前で、そもそも英語圏に漢字の文化が無いのですね。


平仮名、カタカナ、漢字と変換する幅の広い日本語だからこそ、こうした言葉遊びのようなことができるのです。

しかし、ただの言葉遊びには見えないのが日本語の面白いところ。

言葉の変換次第ではなんだか意味のあるような言葉に見えてくるから不思議です。


「そんなのただの言葉遊びの延長にあるこじつけじゃん」と一蹴するのか、

「見方を変えると面白い。意味のある言葉なのかもしれない」と興味をもってとっておきの話の素材として取り入れるのか、

どちらを選ぶかはみなさん次第です。


私はどうせなら、こうした言葉遊びのような素材も楽しんでとっておきの話にしていきたいですね。



気になった方はぜひ実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

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